「レクサスはダサい」…この一言が、あなたの購入意欲にブレーキをかけていませんか?その噂が本当なのか、気になりますよね。
この記事では、賛否両論のスピンドルグリルをはじめとするデザインの問題、欧州車と比較されがちな内装の質感、そして「高級なトヨタ」という根強いイメージまで、レクサスがダサいと言われる10の理由を徹底解剖します。
さらに、「残念なレクサス乗り」と呼ばれる客層やオーナーの平均年収といった、なかなか聞けないリアルな情報から、不人気とされる車種まで、あらゆる角度からその真相に迫ります。
しかし、話はそこで終わりません。ネガティブな評判の先にある、レクサスだけが持つ「真の価値」を知ることで、あなたの評価はきっと変わるはずです。
記事ポイント
- レクサスが「ダサい」と言われるデザイン・客層・車種にわたる具体的な理由
- ネガティブな評判の裏にある、故障率の低さや乗り心地といった本質的な価値
- オーナーの平均年収や人気/不人気車種など、購入を検討する上でリアルな情報
- 他人の評価に惑わされず、自分がレクサスを買うべきか判断するための全知識
なぜレクサスは「ダサい」と言われる?デザイン・車種・客層から徹底検証
- 賛否両論の的「スピンドルグリル」は本当にダサいのか?
- 欧州車と比較される内装の質感と「プラスチック感」
- 「所詮は高級なトヨタ」というイメージは払拭できない?
- なぜ「レクサスの客層は悪い」と言われるのか?3つの理由
- 街で見かける「残念なレクサス乗り」の典型的な特徴
- 実際のところレクサス乗りの平均年収はいくら?
- メインターゲットは何歳?データから見るオーナーの年齢層
- 【車種別】「これはダサい」と槍玉に挙げられやすいモデルとは?
- 中古車市場から見る、レクサスの不人気車種とその理由
- 旧型のレクサスは「型落ちでダサい」認定されやすいのか?
賛否両論の的「スピンドルグリル」は本当にダサいのか?
レクサスの顔とも言える「スピンドルグリル」。2012年の導入以来、ブランドの象徴として強烈なインパクトを与えてきましたが、同時に「ダサい」と言われる最大の要因の一つでもあります。
ネガティブな意見:「やりすぎ」「攻撃的」との声
スピンドルグリルが批判される主な理由は、その過激とも言えるデザインにあります。
最近はレクサスのスピンドグリルも見慣れてきて、遠目でもレクサスかな?とすぐ分かるようになってきたが、それでもあのグリルがプレデターの素顔にしか見えない事に変わりはないのである
— イリィ (@hunterILY) May 5, 2015
迫力あるスピンドグリルだけど、プレデターの顔のようにも見える。これがダサいと
言う人の要因の一つかな。
- 主張が強すぎる: 砂時計をモチーフにした巨大なグリルは、特に大型のSUVモデルで「口を開けた魚のよう」「威圧感がすごい」と感じる人が少なくありません。
- 攻撃的な印象: 一部では映画のキャラクターに例えられ、「プレデター顔」と揶揄されることも。日本の控えめなデザインを好む層からは「やりすぎだ」という声が挙がりがちです。
- バランスの問題: 車体に対してグリルが大きすぎると感じる人もおり、「デザインのバランスが悪い」という指摘も見られます。
肯定的な意見:ブランドの象徴としての進化
一方で、スピンドルグリルを肯定的に捉える声も多数存在します。
この世代のレクサスといえば
— Un cuore (@Uncuoreofficial) April 6, 2025
やっぱりスピンドルグリルですね⚡️
下処理の段階で綺麗にはしてますが、磨いた後はどうしても粉まみれになるので再度仕上げを、、 pic.twitter.com/rGQz0EQHfh
今や他の車種にも広がったとはいえ遠目でこのグリル見るとレクサスとわかりますね。
- 確立されたアイデンティティ: 「一目見ればレクサスとわかる」という強力なブランドアイコンとして、その役割を十分に果たしています。
- デザインの進化: 近年のモデルでは、グリルとボディが一体化した「スピンドルボディ」へと進化。フレームレスになることで、より洗練され、自然な印象になったと評価が高まっています。
- 海外での高評価: 特に北米市場などでは、この日本車離れした大胆なデザインが「個性的でクールだ」と受け入れられています。
結局のところ、デザインの好みは主観に大きく左右されます。しかし、スピンドルグリルが単なるデザインではなく、レクサスの挑戦的な姿勢を象徴するものであることは間違いないでしょう。
欧州車と比較される内装の質感と「プラスチック感」
「内装に高級感がない」「プラスチックっぽい」というのも、レクサスが「ダサい」と言われる際に頻繁に聞かれる意見です。特に、メルセデス・ベンツやBMWといったドイツのライバル車と比較されがちです。
なぜ「プラスチック感」が指摘されるのか?
レクサスも上位モデルでは最高級のレザーや本木目を使用し、非常に高い質感を誇ります。しかし、一部のモデルやグレードでは、コストとの兼ね合いからか、樹脂パーツが目立つことがあります。
- 樹脂パーツの多用: 特にエントリーモデルのセンターコンソールやスイッチ類に、硬質な樹脂素材が使われていることがあり、これが「安っぽい」という印象につながります。
- デザインの平面性: 欧州車が巧みな金属調加飾や立体的な造形で高級感を演出するのに対し、レクサスの一部モデルはデザインが平面的で、奥行き感に欠けるという指摘があります。
レクサス内装の真価は「質感」だけではない
一方で、レクサスの内装には欧州車にはない独自の魅力があります。
- 圧倒的な静粛性: 徹底した遮音・吸音対策により、車内は驚くほど静かです。この静けさがもたらす快適性は、レクサスならではの高級体験と言えます。
- 日本の「匠の技」: 上位モデルに見られる「切子調カットガラス」や「西陣織」といった日本の伝統工芸を取り入れた加飾は、他のブランドでは決して真似のできない独自の世界観を創り出しています。
- 完璧な組み立て精度: 各パーツのチリ(隙間)が寸分の狂いなく組み立てられている点は、トヨタグループが誇る高品質の証です。
モデルによって質感にばらつきがあるのは事実ですが、静粛性や日本独自の美意識といった側面を見れば、レクサスの内装が持つ本当の価値が見えてきます。
「所詮は高級なトヨタ」というイメージは払拭できない?
「レクサスって、結局はトヨタでしょ?」という言葉は、ブランドの根幹を揺るがす最も手厳しい評価かもしれません。この「トヨタの高級版」というイメージは、なぜ今も根強く残っているのでしょうか。
イメージの源泉は「兄弟車」の存在
レクサスがトヨタの一部門であることは事実であり、多くのモデルがトヨタ車とプラットフォーム(車台)や主要部品を共有しています。
今日のボヤき。
— ⚪️ほだか@YZF-R6🟡 (@hodaka0502) July 12, 2025
なーんで、レクサス乗ってる人って
こんな変な行動する人多いん?
特にRXとかデカめの乗ってる人
トヨタの高級車ブランドやのに
いい車の運転手が質落としてるよね。
せっかくのいい車やのに勿体ない。ダサい。 pic.twitter.com/rCJn9cAnhP
レクサスと同じプラットフォームの車がトヨタブランドでもありますよね。レクサスといっても
トヨタ、このイメージ持ってる人は少なくない。
- 代表的な兄弟車: レクサスRXとトヨタ・ハリアー、レクサスESとトヨタ・カムリなど、ベースとなるトヨタ車が存在するモデルは少なくありません。
- 差別化の難しさ: エンジンや内外装のデザインで差別化を図ってはいるものの、基本的な骨格が同じであることから、「中身はトヨタと同じ」と感じる人がいるのも無理はありません。
イメージ払拭に向けたレクサスの挑戦
このイメージを払拭するため、レクサスは長年にわたり多大な努力を続けています。
- 専用設計と「匠」の技術: フラッグシップのLSやLCのように専用設計のモデルを投入したり、熟練の職人「匠」の手による特別な製造工程を取り入れたりしています。
- 乗り味の徹底的な作り込み: ボディ剛性の強化やサスペンションの専用チューニングにより、静粛性や乗り心地はトヨタ車とは一線を画すレベルに仕上げられています。
- ブランド体験の提供: 車両だけでなく、オーナー専用ラウンジを備えたディーラーや、きめ細やかなおもてなしなど、購入後の体験全体で「レクサス」というブランド価値を提供しています。
グローバル市場、特に北米では「壊れない高級車」として確固たる地位を築いていますが、トヨタブランドが絶大な力を持つ日本市場では、このイメージを完全に払拭するのはまだ道半ばと言えるかもしれません。
なぜ「レクサスの客層は悪い」と言われるのか?3つの理由
車の評価は、時にそのオーナー層のイメージによって左右されます。「レクサスの客層は悪い」という不名誉な評判も、残念ながら存在します。これには、主に3つの理由が考えられます。
- 一部に見られる運転マナーの悪さ 高級車に乗ることで気が大きくなるのか、一部のレクサスオーナーによる強引な割り込みや煽り運転などがSNSなどで報告されることがあります。こうした一部の悪質なドライバーの行動が、ブランド全体のイメージを低下させています。
- 「成金趣味」と見られることへの反発 レクサスが「成功の証」として選ばれることがあるため、「お金があることを見せびらかしたい人たちが乗る車」という色眼鏡で見られることがあります。車の本質的な性能や歴史を重んじる層からは、「品がない」と敬遠される傾向があるようです。
- ディーラーでの不快な経験談 レクサスディーラーは最高級のおもてなしで知られますが、一方で「服装で客を選ぶ」「冷たい対応をされた」といったネガティブな口コミも散見されます。こうしたディーラー側の対応のばらつきが、「客層を選ぶ傲慢なブランド」という印象を与えてしまっている側面も否定できません。
もちろん、これらは一部の事例であり、多くのレクサスオーナーは紳士的です。しかし、高級車であるがゆえに、ネガティブなイメージが悪目立ちしやすいという点は考慮する必要があるでしょう。
街で見かける「残念なレクサス乗り」の典型的な特徴
「客層が悪い」というイメージは、具体的にどのような行動から生まれるのでしょうか。街で見かける「残念だ」と思われがちなレクサス乗りの特徴をまとめました。もちろん、全てのオーナーがこうであるわけではありません。
周囲への配慮を欠いた運転
最も多く指摘されるのが運転マナーです。
- 無理な車線変更や速度超過
- 車間距離を詰める、いわゆる「あおり運転」
- 横断歩道で歩行者がいても停止しない
これらの行動は、「高級車だから何をしても許される」という歪んだ特権意識の表れと見なされ、周囲に不快感を与えます。
過剰な自己顕示欲
レクサスをステータスシンボルと捉えるあまり、そのアピールが過剰になるケースです。
- SNSでのアピール: 洗車後やディーラー訪問時に、必ずと言っていいほどSNSに写真を投稿する。
- 会話でのブランド強調: 「俺のレクサスが~」と、会話の中で不必要にブランド名を連呼する。
- 駐車の仕方: 店舗の入口に一番近い場所など、わざと目立つ場所に停めたがる。
こうした行動が「見栄っ張り」「品がない」という印象につながってしまいます。
サービスを受ける側としての威圧的な態度
レクサスディーラーの手厚い「おもてなし」を当然の権利と捉え、スタッフに対して高圧的な態度を取る人も一部にいるようです。「出迎えがあって当たり前」というような尊大な振る舞いは、周囲から見て決して気持ちの良いものではありません。
実際のところレクサス乗りの平均年収はいくら?
レクサスオーナーになるには、一体どれくらいの年収が必要なのでしょうか。購入方法や車種によって大きく異なりますが、一般的な目安を見ていきましょう。
新車オーナーの年収目安は750万円以上
レクサスの新車を購入する層の平均年収は、750万円~1,200万円程度がボリュームゾーンとされています。人気モデルのRXやNXを新車で購入する場合、少なくとも年収800万円以上が一つの目安となるでしょう。
もちろん、LSやLXといったフラッグシップモデルとなると、年収2,000万円以上という、さらに上のクラスがターゲットとなります。
中古車なら年収500万円台からでも
一方で、中古車であれば購入のハードルはぐっと下がります。状態や年式にもよりますが、年収500万円台でレクサスオーナーになることも十分に可能です。
【車種別】必要な年収の目安一覧
※上記はあくまで一般的な目安です。
年収だけでなく、年間の維持費(30万円~45万円程度)を無理なく支払えるかどうかも、購入を判断する上で重要なポイントになります。
メインターゲットは何歳?データから見るオーナーの年齢層
レクサスは、どのような年齢層に支持されているのでしょうか。データを見ると、その中心的なターゲット層が浮かび上がってきます。
中心は40代~50代。平均年齢は49.6歳
レクサスオーナー全体の平均年齢は49.6歳とされており、競合のBMW(48.5歳)よりは少し高く、メルセデス・ベンツ(55.7歳)よりは若いという位置づけです。キャリアや家庭が安定し、経済的にも余裕が出てくる40代から50代がメインの顧客層と言えます。
車種によって異なるターゲット年齢
もちろん、全車種が同じ年齢層を狙っているわけではありません。モデルごとにターゲットは明確に分かれています。
- 30代後半~40代:
- 主な車種:CT、IS、UX
- 特徴:キャリアも軌道に乗り始め、都会的でスタイリッシュなデザインを好む層。
- 40代~50代:
- 主な車種:NX、RX、ES
- 特徴:仕事と家庭のバランスを重視。安全性や快適性、ステータス性を求めるファミリー層。
- 50代~60代以上:
- 主な車種:LS、LX、LC
- 特徴:経済的に成熟し、最高の品質や乗り心地、所有する喜びを重視するリタイア層も含む。
レクサスは、顧客層の高齢化という課題に対応するため、近年は特に40代の顧客獲得に力を入れていると言われています。ライフステージに合わせて選べる幅広いラインナップも、レクサスの強みの一つです。
【車種別】「これはダサい」と槍玉に挙げられやすいモデルとは?
「レクサス」と一括りにされがちですが、その中でも特に「ダサい」と評されやすいモデルが存在します。その理由は、デザインであったり、特定の技術であったり、あるいはモデルが持つイメージであったりと様々です。
NX・RX(原因:スピンドルグリル)
ブランドの象徴であるスピンドルグリルですが、そのインパクトの強さゆえに、特にボディサイズの大きいSUVモデルのNXやRXは「派手すぎる」「威圧感が強い」と敬遠されることがあります。しかし、この先進的なデザインこそが魅力だと感じるファンが多いのも事実です。
ES(原因:デジタルアウターミラー)
革新的な技術であるデジタルアウターミラーを搭載したESも、一部で「ダサい」との声が。車内のモニターが「後付け感がある」とデザインの不調和を指摘されたり、従来のミラーに慣れた人からの「違和感がある」という意見が、ネガティブな評価につながっています。
LS(原因:型落ちモデルとユーザーイメージ)
フラッグシップセダンのLSは、特に型落ちモデルが「ダサい」と言われやすい傾向にあります。現行モデルと比べるとデザインが保守的に見えることや、若者が無理して乗っているように見える「背伸び感」が、ネガティブなイメージを持たれる一因です。
これらの評価は、あくまで個人の主観や時代の流行に左右されるものです。ある人にとって「ダサい」ものが、別の人には「最高にクール」に映るのが車の世界の面白さでもあります。
中古車市場から見る、レクサスの不人気車種とその理由
新車では人気のレクサスも、中古車市場に目を向けると、一部のモデルは「不人気」とされ、価格が大きく下落しています。その背景には、明確な理由が存在します。
- レクサスHS
- 理由: デザインの地味さ、兄弟車であるトヨタSAIとの差別化が弱い点、セダン市場自体の縮小が挙げられます。
- 現状: 価格が大幅に下落し、今ではコストパフォーマンスの高さから再評価の動きもあります。
- レクサスCT
- 理由: エントリーモデルとしての「中途半端さ」や、他のレクサス車に比べてデザインのインパクトが弱い点が指摘されています。
- 現状: 中古車価格は下落傾向にあり、手頃な価格でレクサスオーナーになりたい層から注目されています。
- レクサスGS
- 理由: HS同様にセダン市場の低迷が大きな要因です。また、モデルチェンジ前のデザインは現在では古く感じられることも。
- 現状: 走行性能の高さは評価されており、走り好きには狙い目のモデルと言えます。
- レクサスRC
- 理由: 2ドアクーペという実用性の低さ、スポーツカー市場の縮小、維持費の高さがネックとなり、選ぶ人が限られます。
- 現状: 大幅に値下がりしており、趣味の車として割り切れるなら魅力的な選択肢です。
これらの不人気車種は、見方を変えれば「お買い得なレクサス」と言えます。不人気とされる理由を理解した上で選ぶのであれば、満足度の高い買い物ができる可能性を秘めています。
旧型のレクサスは「型落ちでダサい」認定されやすいのか?
「型落ちのレクサスはダサい」という意見は、確かによく耳にします。しかし、本当にそうなのでしょうか?その評価は、いくつかの要因によって大きく左右されます。
「ダサい」と言われる3つの要因
- デザインの古さ: 特にスピンドルグリル採用以前のモデルは、現在のシャープなデザインと比べると、どうしても保守的で古臭く見えてしまいがちです。
- 「現行型信仰」という偏見: 「レクサスは新車の現行型に乗ってこそステータス」という風潮があり、型落ちモデルは「無理して買った」というネガティブな目で見られることがあります。
- 乗り手への先入観: 若いオーナーが乗っていると「見栄っ張り」、過度なカスタムが施されていると「品がない」といった、乗り手に対する偏見も「ダサい」というイメージにつながります。
「カッコいい」と評価される型落ちレクサスの魅力
一方で、すべての型落ちがダサいわけではありません。むしろ、その魅力に惹かれる人も多くいます。
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 新車では手が出なかった高級車が、半額以下で手に入ることも。レクサスは元々の耐久性が高いため、型落ちでも上質な乗り心地を十分に楽しめます。
- 時代を超えた名車の存在: 初代LSなど、一部のモデルは「時代を超えた名車」として今なお高い評価を受けています。
- 維持の仕方で印象は変わる: 最も重要なのは、乗り方と状態です。ノーマル状態を美しく保ち、清潔感があれば、型落ちであっても「センスが良い」「車を大切にしている」と好意的に見られます。
結論として、型落ちレクサスが「ダサい」かどうかは、モデルそのものよりも「乗り手と車の状態」次第と言えるでしょう。
「レクサスはダサい」で終わらせない!購入後に後悔しないための本当の価値
- 世界トップクラスの故障率の低さがもたらす絶対的な安心感
- 五感を満たす「おもてなし」の心が生んだ静粛性と乗り心地
- なぜリセールバリューが高い?資産として見るレクサスの価値
世界トップクラスの故障率の低さがもたらす絶対的な安心感
高級車を持つ上で、多くの人が懸念するのが「故障」のリスクです。しかし、レクサスはその心配が最も少ないブランドの一つと言えます。この圧倒的な信頼性こそ、レクサスが世界で評価される最大の理由です。
データが証明する「壊れにくさ」
その信頼性は、客観的なデータによって裏付けられています。
- J.D.パワーの調査でNo.1を連発: 米国の権威ある自動車耐久品質調査において、レクサスは過去10年間で9回も総合1位を獲得するという偉業を成し遂げています。これは、他のどの高級車ブランドも追随できない圧倒的な実績です。
- トヨタ譲りの品質管理: 「壊れないトヨタ」の品質管理をベースに、さらに厳しい基準を設けて製造されています。熟練の技術者が一台一台を厳しくチェックする体制が、この高い品質を支えています。
輸入車との決定的な違い
特に、メルセデス・ベンツやBMWといった輸入車と比較した際、この「壊れにくさ」は大きなアドバンテージとなります。
複雑な機構を持つ輸入車は、どうしても故障のリスクや修理費が高くなる傾向がありますが、レクサスは長期的に安心して乗り続けることができるのです。
この「故障の心配をしなくていい」という精神的な余裕は、何物にも代えがたい絶対的な安心感となり、日々のカーライフを豊かなものにしてくれます。
五感を満たす「おもてなし」の心が生んだ静粛性と乗り心地
レクサスの車内に足を踏み入れた瞬間、多くの人が驚くのがその静けさです。これは、日本の「おもてなし」の精神を車づくりに反映させた、レクサスならではの価値と言えます。
まるで高級ホテルのラウンジのような静粛性
レクサスは、エンジン音やロードノイズ、風切り音といった不快な騒音を徹底的に排除しています。
- 遮音ガラスや二重構造のドアシールで外部の音をシャットアウト。
- ボディの接合部や見えない部分にまで制振材・吸音材を惜しみなく使用。
これにより、高速道路の走行中でも同乗者と普通の声で会話が楽しめるほどの、穏やかな空間が生まれます。
長距離でも疲れない、極上の乗り心地
また、その乗り心地は「しなやか」の一言に尽きます。路面の細かな凹凸は巧みにいなし、大きな段差を乗り越えても不快な衝撃を感じさせません。
このフラットで快適な乗り心地は、日本の道路環境に合わせて徹底的に作り込まれたサスペンションの賜物です。
この圧倒的な静粛性と極上の乗り心地が組み合わさることで、移動時間が単なる「移動」から、心からリラックスできる「上質な時間」へと変わるのです。これこそが、五感に訴えかけるレクサスの「おもてなし」です。
なぜリセールバリューが高い?資産として見るレクサスの価値
車は購入した瞬間から価値が下がっていくのが一般的ですが、レクサスはその値下がり率が非常に低いことで知られています。
これは、車を単なる消費財ではなく「資産」として捉える上で、非常に大きなメリットとなります。
高リセールを支える2大要因
レクサスのリセールバリューがなぜ高いのか?その理由は主に2つあります。
- 世界的な信頼と需要: 前述の通り「壊れない」という絶大な信頼があるため、中古車市場でも人気が非常に高いです。特に、品質の高い日本の中古車は海外からの需要が強く、これが相場全体を押し上げています。
- 人気グレード・カラーの存在: スポーティな「F SPORT」などの人気グレードや、ホワイトパール、ブラックといった定番カラーは特に需要が高く、高値で取引される傾向にあります。
「資産」としてのレクサス
モデルによっては、3年後の残価率(新車価格に対する中古車価格の割合)が70%〜90%という驚異的な数値を維持するものもあります。例えば、人気SUVのNXやRXは、その代表格です。
これは、数年後に車を乗り換える際、次の車の購入資金を大きく確保できることを意味します。購入時の価格だけでなく、売却時の価値まで見据えると、レクサスがいかに賢い選択であるかがわかります。
「ダサい」という評判に惑わされず、こうした本質的な価値に目を向けること。それが、購入後に後悔しないための最も重要な鍵となるでしょう。
【総括】レクサスは本当にダサいのか?後悔しないための最終結論
ここまで、レクサスが「ダサい」と言われる理由をデザインや客層、車種といった多角的な視点から検証し、その一方で、オーナーだけが知る本質的な価値についても深く掘り下げてきました。
ネガティブな評判があるのは事実ですが、それだけでレクサスを判断するのは非常にもったいないことです。
大切なのは、表面的なイメージに惑わされず、良い点も悪い点もすべて理解した上で、「自分にとって最高の車か?」を見極めること。
以下に、この記事の要点をまとめましたので、あなたが後悔しないための最終判断にお役立てください。
- スピンドルグリルは個性的だが「やりすぎ」との声も
- 内装はモデルにより質感に差があり「プラスチック感」が指摘されることも
- 「高級なトヨタ」というイメージは完全に払拭できていない
- 一部オーナーの運転マナーや振る舞いが客層イメージを悪化させている
- NXやESなど特定モデルのデザインや機能が批判の的になることがある
- HSやCTなど中古市場で値下がりしやすい不人気車種も存在する
- 型落ちモデルは「見栄を張っている」と見られがち
- 一方で、世界トップクラスの故障率の低さは絶対的な安心材料
- 圧倒的な静粛性と快適な乗り心地はレクサスならではの魅力
- 高いリセールバリューは資産としての価値も期待できる
- 「ダサい」という評価はあくまで表面的な一面に過ぎない
- 他人の評価よりも、自分が車に求める価値観が最も重要
- 長期的な安心感と快適性を求めるなら最高の選択肢になり得る
- 購入前には必ず試乗して、その乗り心地や静粛性を体感すべき
- 最終的に「自分が本当に好きかどうか」が後悔しないための最大の判断基準