BMW X1ディーゼルに興味はあるものの、「輸入車ディーゼルは故障しやすい」「壊れやすい」といった噂が気になり、購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。この記事では、そうした不安の真相を徹底的に解明します。
BMW X1ディーゼルの本当の実力、特に多くの人が驚く優れた燃費性能、力強いエンジン性能の特徴、そしてBMWならではの走りの質感を詳しく解説。
さらに、新型BMW X1ディーゼルの注目ポイントや、都市部でも扱いやすい絶妙なサイズ感まで、購入前に知っておきたい魅力と選ぶべきポイントを網羅的にお届けします。
記事ポイント
- 「故障しやすい」「壊れやすい」という噂の真相と、実際のオーナー評価
- 故障の主な原因とされるDPF(ディーゼル微粒子フィルター)の仕組みと詰まりの理由
- 高額な修理を回避し、長く乗るための具体的なメンテナンス方法や運転のコツ
- 故障リスクを理解した上で、購入に向いている人(長距離派)と向いていない人(ちょい乗り派)の明確な違い
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BMW X1 ディーゼル「故障・壊れやすい」噂の前に知りたい実力は?魅力と性能、使い勝手を徹底ガイド

- BMW X1ディーゼルとは?スペック・燃費・価格の概要
- 新型BMW X1ディーゼルの注目ポイント
- ディーゼル車ならではの魅力と実用性
- 走りの質感とエンジン性能の特徴
- BMW X1のサイズ感と日常での使いやすさ
- 都市部でも扱いやすい理由
- アウトドアや長距離ドライブで感じるメリット
- ファミリーにも人気な理由と安全性
- ガソリンモデルとの違いと選び方のポイント
- 18dと20dの違いとそれぞれの魅力
BMW X1ディーゼルとは?スペック・燃費・価格の概要

BMW X1のディーゼルモデルは、プレミアムコンパクトSUVセグメントにおいて、環境性能とBMWらしい「駆け抜ける歓び」を両立させたモデルです。
現行モデル(2025年現在)のディーゼル仕様「xDrive20d」は、先進的なクリーンディーゼルエンジンを搭載。スペック、燃費、価格のバランスが非常に優れています。
主なスペック(xDrive20d)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン | 2.0L 直列4気筒ターボディーゼル |
| 最高出力 | 110kW(150ps)/ 4,000rpm |
| 最大トルク | 360N・m(36.7kgf・m)/ 1,500rpm〜 |
| 駆動方式 | 4WD(xDrive) |
| トランスミッション | 7速DCT |
| 燃費(WLTC) | 19.5km/L |
| 新車価格(目安) | 6,400,000円〜 |
※DCT: デュアルクラッチトランスミッションの略。素早い変速が特徴です。
表の通り、現行モデル(2025年時点)の「xDrive20d」には、最新のクリーンディーゼルエンジンが搭載されています。
わずか1,500rpmという低回転から最大トルクを発生させる力強いユニットで、街中でも高速でもストレスのない加速を実現。燃費性能はWLTCモードで19.5km/L(出典:国土交通省 自動車の燃費性能に関する公表(令和7年10月1日現在)と優秀で、燃料が安価な軽油であることを踏まえると、長距離を走るほど経済性の恩恵が大きくなります。
さらに7速DCT※(デュアルクラッチトランスミッション)と4WDシステム「xDrive」により、滑らかな変速と安定した走行性能を両立。価格帯は約640万円〜と、性能・装備・品質のバランスを考慮すれば納得感のある設定です。
つまりBMW X1ディーゼルは、単なるエコSUVではなく、「走りを愛するドライバーが選ぶ実用的なプレミアムカー」といえるでしょう。燃費・性能・乗り味のすべてで、国産SUVとは一線を画す完成度を誇ります。
※DCT: デュアルクラッチトランスミッションの略。素早い変速が特徴です。
新型BMW X1ディーゼルの注目ポイント

2023年にフルモデルチェンジを果たした新型BMW X1(U11型)は、旧型とはまったく別次元の完成度に進化しました。特にディーゼル仕様のxDrive20dは、環境性能・静粛性・走行フィールのすべてが大幅に向上しています。
1. 48Vマイルドハイブリッドの採用
最大の進化は、48Vマイルドハイブリッドシステムの搭載です。
エンジンをモーターがアシストすることで、発進時の一瞬の“もたつき”が消え、スッと滑り出すような加速フィールを実現。
従来のディーゼルに見られた始動時の振動も大幅に軽減され、街乗りでも上質な走りを体感できます。燃費効率も向上し、環境性能とドライバビリティの両立が図られています。
2. 驚くほど高まった静粛性
「ディーゼルはうるさい」というイメージは、もはや過去のものです。
BMWは新型X1で遮音材の配置やボディ剛性の最適化を徹底し、エンジン音やロードノイズを極限まで抑制。走行中は、ガソリン車と区別がつかないほどの静けさを実現しています。
アイドリング時でも不快な振動が少なく、長距離ドライブでも疲れを感じにくい快適性が魅力です。
3. 未来志向のインテリアデザイン
運転席には大型のカーブドディスプレイを採用。
メーターとインフォテインメント画面を一体化させたこの設計は、最新のBMWデザイン哲学を象徴しています。
物理ボタンを最小限に抑え、シンプルで高級感のあるコックピットに仕上がっており、操作性とデザイン性を両立しています。
この先進的なカーブドディスプレイの操作感や、新型X1全体の質感については、モータージャーナリストの五味やすたか氏によるレビュー動画が非常に参考になります。
動画本編ではこの記事でも触れているディーゼルエンジンの力強い走行性能が、[00:24:31] 付近からの内外装レビューでは、インテリアの上質なデザインや使い勝手が視覚的に詳しく解説されています。
4. 力強く洗練されたエクステリア
新型X1は、BMWの象徴であるキドニーグリルを大型化し、SUVらしい存在感を強調。薄型のLEDヘッドライトとの組み合わせにより、精悍かつモダンな印象を与えます。
旧型と比べて全体的にボリューム感が増しながらも、ラインがシャープなため、都会的でスタイリッシュな仕上がりです。
5. 高度な運転支援システム
運転支援機能も大幅に強化されています。
狭い道でのUターンや車庫入れ時に便利なリバース・アシスト機能は、直前に走行した最大50mのルートを記憶し、同じルートを自動でバックしてくれるというもの。
加えて、アクティブクルーズコントロールや衝突回避ステアリングアシストなど、最新の安全・快適装備が充実しています。
BMW X1ディーゼル(U11)は、もはや「燃費重視の実用SUV」ではなく、「上質な乗り味を求めるドライバーのためのクリーンディーゼル」へと進化しています。
48Vマイルドハイブリッドが加わったことで、これまでディーゼル車に感じていたネガをほぼ解消し、静かで速く、燃費も良いという三拍子揃った完成度を実現しています。
ディーゼル車ならではの魅力と実用性

BMW X1に搭載されるクリーンディーゼルエンジンは、ガソリン車では得られない独自の魅力を備えています。
その特徴を理解すれば、「ディーゼルは故障しやすい」「維持費がかかる」といった不安が、いかに先入観であるかがわかるでしょう。
力強い低速トルク ―踏んだ瞬間に動感覚
ディーゼル最大の魅力は、低回転から発生する圧倒的なトルクです。
アクセルをほんの少し踏むだけで、車体がグッと押し出されるように加速。信号待ちからの発進、上り坂、高速道路の合流など、どんな場面でも余裕のある走りを体感できます。
BMWのディーゼルはトルクの出方が非常にリニアで、いわゆる「ガツン」とした粗さがなく、上品かつスムーズ。この静かに速い加速フィールこそが、ガソリン車にはない味わいです。
圧倒的な経済性 ― 走るほど財布に優しい
WLTCモードで19.5km/Lという優秀な燃費に加え、燃料はガソリンより安価な軽油。
年間1万km以上走るドライバーであれば、燃料費の差は年間5万円以上になることも珍しくありません。
「燃費+燃料単価」という二重のメリットにより、長距離派のユーザーほどトータルコストを抑えられるのがディーゼルの真価です。
給油回数を減らす長い航続距離
燃料タンク容量は54L。単純計算でも「54L × 19.5km/L = 約1,050km」という航続距離を誇ります。
頻繁にガソリンスタンドへ立ち寄る必要がないのは、日常の使い勝手において大きな利点。ロングドライブや出張の多い人には、想像以上の快適さをもたらします。
高い環境性能 ― AdBlueシステムでクリーンな排気
BMWのクリーンディーゼルは、AdBlue(アドブルー)※と呼ばれる尿素水溶液を使用した排ガス浄化システムを搭載しています。
これは、ディーゼルエンジンの排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を化学的に分解し、クリーンな排気に変える仕組みです。
※AdBlueは定期的な補充が必要ですが、年間コストは数千円程度。維持費を心配するレベルではなく、環境への配慮と引き換えに得られる安心感は大きいといえます。
このAdBlue(高品位尿素水)を使用する「尿素SCRシステム」は、現在世界中のクリーンディーゼル車で採用されている標準的な技術です。詳細な仕組みについては、大手部品メーカーであるBOSCH(ボッシュ)の解説ページなども参考になります。
走りの質感とエンジン性能の特徴

BMW X1ディーゼルは、燃費の良さだけで評価されるクルマではありません。
その真価は、BMWが一貫して追求してきた「駆け抜ける歓び」の中にあります。
静かに、それでいて力強く――X1ディーゼルの走りは、数字以上の上質さを感じさせます。
低回転から湧き上がる力強さ
BMW X1ディーゼルのエンジンは、わずか1,500rpmという低回転から最大トルク360N・mを発生します。
このトルクは、ガソリン車なら3.5Lクラスに匹敵するレベル。街中での発進から高速合流まで、常に余裕のある加速が得られます。
さらに7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)がそのおいしい回転域を的確に使い、変速ショックをほとんど感じさせないスムーズな走りを実現しています。
マイルドハイブリッドによる滑らかさ
新型X1に搭載された48Vマイルドハイブリッドシステムは、ディーゼルの弱点を見事に補います。
発進時や加速時にはモーターがエンジンをアシストし、ディーゼル特有の“出だしの一拍”を解消。
結果として、走り出しが驚くほど自然で、まるで上級セダンのような滑らかさを体感できます。
このシステムは燃費向上にも寄与し、静粛性・加速感・効率の三拍子を揃えています。
SUVとは思えない安定したハンドリング
X1が採用するBMW独自の高剛性プラットフォーム「FAAR」は、背の高いSUVでありながら驚くほど安定したコーナリングを実現します。
重心の高さを感じさせない旋回性能は、BMWが得意とする「後輪駆動感覚のハンドリング思想」を色濃く継承。
高速道路での直進安定性も極めて高く、長距離運転でもステアリングに無駄な修正が要りません。「SUVでもBMWはBMWだ」と実感できるポイントです。
快適性とスポーティさの両立
標準装備の18インチタイヤは、路面の凹凸をしなやかに吸収しつつ、振動を素早く収束。
街乗りでも高速でも安定感が高く、上質な乗り心地を保ちます。
一方で、M Sportグレードを選べば、専用サスペンションによって足回りが引き締まり、よりダイレクトなステアリングフィールに。
快適性とスポーティさ、そのどちらを求めても裏切らない仕上がりです。
BMW X1ディーゼルは、エンジンスペック以上に“走らせたときの完成度”で真価を発揮します。マイルドハイブリッドが加わったことで、ディーゼル特有の振動や重たさが消え、まるでガソリンターボのような滑らかさと反応性を実現。
静粛性、加速の質感、ハンドリング――そのすべてが「上質なドライビングSUV」の領域に到達しています。
BMW X1のサイズ感と日常での使いやすさ

「輸入SUVは大きくて取り回しが難しそう」と感じる方も多いでしょう。
しかしBMW X1は、都市部の細い道路や立体駐車場にも対応できる絶妙なサイズバランスで設計されています。見た目以上に扱いやすく、日常使いにもしっくり馴染む1台です。
コンパクトながら存在感あるボディサイズ
全長4,500mm × 全幅1,835mm × 全高1,625mm。
数字だけ見るとややワイドに感じるかもしれませんが、全長は4.5mとコンパクトで、一般的な駐車スペースにすっきり収まります。
ただし、全幅が1,835mmあるため、古い機械式駐車場などを利用する場合は幅制限の確認が必要です。
実際の取り回し感は「見た目より小さく感じる」という声も多く、SUV初心者でも安心して扱えるサイズ感です。
優れた取り回し性能 ― 最小回転半径5.4m
BMW X1の最小回転半径は5.4m。
このクラスのSUVとしては非常に小回りが利き、狭い住宅街やコンビニの駐車場でもスムーズにUターンが可能です。
視界の確保にも優れており、運転席から前方・側方の見切りが良いため、車両感覚をつかみやすい安心感があります。
見た目以上に広い室内空間
外観のコンパクトさに反して、室内空間は想像以上に広々しています。
特に後席の足元スペースはゆとりがあり、大人4人が長距離ドライブしても快適。
BMW特有の低めの着座ポジションとしっかりしたシート形状が相まって、ロングドライブでも疲れにくいのが特徴です。開放感のあるパノラマガラスルーフを装備すれば、さらに居住性が高まります。
十分なラゲッジスペース ― 実用性も文句なし
荷室容量は約500L(後席使用時)。後席を倒せば最大約1,545Lまで拡大でき、ベビーカーやゴルフバッグ、キャンプ用品も余裕で積み込めます。
フラットな床面設計と開口部の広さにより、重い荷物の積み下ろしも容易。ライフスタイルに応じて柔軟に使える日常+レジャー対応SUVとしての完成度が光ります。
BMW X1ディーゼルは、単なる“プレミアムコンパクトSUV”ではなく、「都市とアウトドアを自在に行き来できる現実的な一台」です。
幅こそややワイドですが、視界の良さとハンドリング精度により、運転のストレスは極めて少ない。
日本の道路環境においても扱いやすく、ファミリーから単身ユーザーまで幅広い層にフィットします。
都市部でも扱いやすい理由

BMW X1ディーゼルは、都市の狭い道路や駐車場が多い日本でも、日常の足としてストレスなく使えるよう緻密に設計されています。
輸入SUVにありがちな取り回しの悪さを感じさせないのは、BMWのエンジニアリングによる最適化の結果です。
コンパクトなボディサイズが生む安心感
全長4,500mm、最小回転半径5.4mという数値は、このクラスのSUVとしては非常にコンパクト。細い住宅街やショッピングモールの立体駐車場など、都市部の限られた空間でもスムーズに扱えます。
ボンネットの先端が見やすく、車両感覚をつかみやすい設計のため、運転に不安を感じる人でも安心です。「サイズのわりに小さく感じる」という声が多いのも、X1の特徴といえます。
ディーゼル特有の低速トルクで渋滞ストレスを軽減
都市部では信号や交通量の多さから、ストップ&ゴーの繰り返しが避けられません。
その点、ディーゼルエンジンは低回転から力強いトルクを発生するため、アクセルを軽く踏むだけでスムーズに発進できます。
この「出だしの余裕」が、渋滞時や坂道発進時のストレスを大幅に軽減。市街地での扱いやすさという点では、ガソリン車よりもむしろ優れていると言えるでしょう。
低速でもギクシャクしないスムーズな変速
X1に採用されている7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、BMWの最新制御技術により、低速域でも滑らかな変速を実現。
信号待ちからの発進や、渋滞中の微妙なアクセルワークでもギクシャクせず、自然な速度コントロールが可能です。
まるで上級セダンのような静かで滑らかな走り心地が、日常の運転を上質な時間へと変えてくれます。
駐車支援機能の充実 ― 都会の狭い駐車場でも安心
標準装備の高解像度バックカメラや障害物センサーに加え、オプションで設定できる「パーキング・アシスト」※が強力な味方になります。
この機能は、車両が駐車可能なスペースを自動で検知し、ステアリング操作を自動で行ってくれるもの。縦列・並列を問わず、狭い駐車場でも安全かつ正確に駐車が完了します。
※パーキング・アシスト:車が周囲をセンサーで認識し、ハンドル操作を自動で行うシステム。
アウトドアや長距離ドライブで感じるメリット

都市部での扱いやすさとは対照的に、BMW X1ディーゼルが最も輝くのは距離を走るシーンです。
長距離移動やアウトドアシーンでハンドルを握ると、このクルマが単なるコンパクトSUVではなく、「ロングツアラー」として設計されていることが実感できます。
圧倒的な航続距離と経済性
最大の魅力は、やはり燃費性能と経済性です。WLTCモードで19.5km/Lという低燃費に加え、燃料タンクは54L。
理論上、1,000km以上を無給油で走行可能です。さらに燃料が安価な軽油であることもコスト面で大きなアドバンテージ。
東京から博多まで走っても給油は1回で済む計算で、長距離移動の経済性はガソリン車とは比べものになりません。
頻繁に給油で高速を降りる必要もなく、ドライブそのものに集中できます。
高速道路での余裕ある加速性能
BMW X1ディーゼルに搭載されるエンジンは、最大トルク360N・mを発揮。
この力強さは、高速道路の合流や追い越し加速で本領を発揮します。
アクセルを少し踏み足すだけで、しっかりと速度が乗り、車内に不安感を与えません。
満載の荷物や複数の乗員がいても余裕のある走りを維持でき、まさに“長距離を快適に移動できるBMW”といえるでしょう。
xDrive(4WD)がもたらす安定性と安心感
ディーゼルモデルにはBMW独自の4WDシステム「xDrive」を全車標準装備。
路面状況に応じて前後の駆動力を瞬時に最適配分し、雨・雪・砂利道など、あらゆる環境で高い安定性を発揮します。
高速巡航時の直進安定性はもちろん、キャンプ場などの未舗装路でも安心して走れるのが大きな魅力です。
「都会ではスマートに、アウトドアでは力強く」――X1はその両立を見事に実現しています。
長距離でも疲れにくい静粛性と快適性
新型X1は、走行中のエンジン音・風切り音・ロードノイズの遮断性能が大幅に向上しています。
特に巡航時はディーゼルエンジン特有の音をほとんど感じさせず、
静かに進む高級車と錯覚するほどの静粛性を実現。
また、シートの形状やサスペンション特性も長時間ドライブを想定してチューニングされており、疲労感の少ない移動を可能にしています。
目的地に着いたとき、まだ「もう少し走りたい」と感じる――それがX1ディーゼルの本質です。
BMW X1ディーゼルは、単に燃費が良いクルマではありません。
長距離を快適に移動できる走行品質を備えた、稀有なプレミアムSUVです。
高速巡航時の静粛性、安定性、燃費効率――そのどれを取っても、ガソリン車やハイブリッドSUVとは一線を画しています。
「日常から旅まで、一台で完結する」――それがX1ディーゼルの最大の価値です。
ファミリーにも人気な理由と安全性

BMW X1ディーゼルは、実用性と安全性を重視するファミリー層からも高い支持を得ています。
- 広い室内空間と高い実用性コンパクトな外観ながら、後部座席は大人が快適に座れるスペースを確保。ラゲッジスペースも広大で、ベビーカーや家族数日分の旅行荷物もしっかりと積み込めます。
- 国際的に認められた安全性 BMW X1は、世界で最も権威ある安全性能評価機関の一つ、ユーロNCAP(Euro NCAP)の衝突安全テストにおいて、最高評価である「5つ星」を獲得しています。
- 先進の運転支援システム高性能な衝突被害軽減ブレーキ(歩行者・サイクリスト検知機能付)や、高速道路での疲労を軽減するアクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)※など、家族を守るための先進安全技術が標準で装備されています。
※ACC: 前車を追従し、設定した速度と車間距離を維持する機能。 - 家計に優しい経済性ディーゼルの優れた燃費性能と安価な軽油は、教育費など何かと出費がかさむファミリー層にとって、日々のランニングコストを抑えられる大きな魅力となります。
ガソリンモデルとの違いと選び方のポイント

X1にはディーゼルモデルの他に、ガソリンモデルもラインナップされています。どちらを選ぶべきか、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | ディーゼル(xDrive20d) | ガソリン(sDrive18i / xDrive20i) |
|---|---|---|
| 走行フィール | 力強いトルク。低回転からグイグイ加速 | 軽快なレスポンス。高回転までスムーズ |
| 燃費(WLTC) | ◎(19.5km/L) | 〇(12.9km/L〜) |
| 燃料コスト | 〇(軽油) | △(ハイオクガソリン) |
| 静粛性 | 〇(走行中は静かだが、始動時は特有の音) | ◎(全体的に静かで滑らか) |
| 車両価格 | △(ガソリンより高価) | 〇(ディーゼルより安価) |
| メンテナンス | AdBlueの補充が必要 | 特有のメンテナンスは少ない |
【選び方のポイント】
- ディーゼルがおすすめな人
- 年間走行距離が1万kmを超える
- 高速道路や長距離の移動が多い
- 力強い加速感と経済性を両立したい
- アウトドアやウィンタースポーツで4WDが必要
- ガソリンがおすすめな人
- 年間走行距離が比較的短い(1万km未満)
- 主な用途は街乗りや近距離の移動
- エンジンの始動時から静かな車を最優先する
- 初期費用(車両価格)を少しでも抑えたい
18dと20dの違いとそれぞれの魅力

BMW X1ディーゼルを検討する際、「18d」と「20d」という数字を目にすることがあります。これは主にエンジンの世代と性能を示しています。
- 現行モデルは「xDrive20d」2023年以降の新型(U11型)ディーゼルは、**「xDrive20d」**というグレード名で展開されています。これは48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した最新世代のエンジンで、高いパワーと環境性能を両立しています。
- 中古市場で人気の「xDrive18d」一方、先代モデル(F48型)で主力だったのが、xDrive18d」です。マイルドハイブリッドは搭載していませんが、150ps/350N・m(後期型参考値)と日常使いには十分すぎるパワーを持ち、中古市場では価格もこなれてきているため、コストパフォーマンスに優れます。
【選び方のポイント】
- xDrive20d (現行モデル)
- 魅力: 48Vマイルドハイブリッドによる最新の走行フィール、先進的な内外装、最高の燃費性能。
- おすすめな人: 最新の技術とデザイン、新車または新古車を検討している人。
- xDrive18d (中古・先代モデル)
- 魅力: 中古車市場での豊富なタマ数、十分なパワーとトルク、優れたコストパフォーマンス。
- おすすめな人: 予算を抑えつつ、BMWディーゼルの力強さと経済性を手に入れたい人。
BMW X1 ディーゼルの「故障」しやすいは本当?維持費と賢い選び方を解説

- 「うるさい」「故障しやすい」は本当?実際のユーザー評価
- 燃費・オイル交換など維持のしやすさ
- ディーゼルエンジンのメンテナンスと長く乗るためのポイント
- 中古BMW X1ディーゼルを選ぶ際のチェック項目
- 人気グレードとおすすめ仕様の傾向
- 自分に合うX1の選び方ガイド
- BMW X1ディーゼルが向いている人・そうでない人
- 購入前にチェックしたいBMW X1ディーゼルの特徴まとめ
- BMW X1ディーゼルの今後の展開と注目ポイント
- BMW X1ディーゼルの魅力をもう一度整理
「うるさい」「故障しやすい」は本当?実際のユーザー評価

BMW X1ディーゼルを検討する際、誰もが一度は検索するであろう「うるさい」「故障」というキーワード。その真相を、実際のユーザー評価から探ります。
「エンジン音が、うるさい」は本当か?
結論から言えば、「最新モデルは驚くほど静か」です。
かつてのディーゼル車にあった「ガラガラ」という特有の音は、最新のX1では徹底的に抑え込まれています。
- 高い遮音性: 室内に入れば、ガソリン車と区別がつかないほどの静粛性を実現しています。
- 実際の評価: 多くのオーナーから「走行中はディーゼルと分からないほど静か」「エンジン音よりロードノイズの方が気になる」という声が上がっています。
ただし、車外でのアイドリング時や、エンジンが冷えている始動直後は、ディーゼル特有の音を感じることはあります。
また、一部のユーザーが指摘する「ノイズ」は、エンジン音ではなく、ランフラットタイヤ※が生み出す「ロードノイズ」である場合も少なくありません。
※ランフラットタイヤ: パンクしても一定距離走行できるタイヤ。乗り心地が硬く、ロードノイズが大きめになる傾向があります。
「故障しやすい」は本当か?
これは「半分本当で、半分は誤解」です。
「輸入車だから」という理由で無差別に故障するわけではありません。しかし、ディーゼルエンジンには特有の「故障しやすいポイント」が存在し、それが「高額な修理費」に直結するイメージを生んでいます。
最大の注意点: DPFの詰まり
BMWディーゼルの故障リスクとして最も有名なのが、DPF(ディーゼル微粒子フィルター)の詰まりです。
- DPFの役割: 排気ガスに含まれるスス(PM)を捕集し、クリーンな排気にするためのフィルターです。
- 詰まりの原因: 最大の原因は「ちょい乗り(短距離走行)」の繰り返しです。DPFは、ススが一定量溜まると、高速走行などでフィルターを高温にし、ススを自動で焼き切る「再生」という動作を行います。しかし、短距離走行ばかりだと、再生が始まる前にエンジンが切られてしまい、ススが溜まる一方になります。
- 故障の症状: 警告灯の点灯、パワーダウン、燃費の悪化を招き、最終的にDPFを丸ごと交換する場合、数十万円単位の高額な修理費が発生します。
「故障しやすい」という評価の多くは、このDPFの特性を知らずに、街乗り(短距離)メインで使用した結果、トラブルに見舞われたケースが要因となっています。
逆に言えば、適切な乗り方と予防メンテナンスを理解していれば、大きな故障は十分に避けられるのです。
燃費・オイル交換など維持のしやすさ

故障のリスクを理解した上で、次に気になるのが日々の維持費です。X1ディーゼルの維持のしやすさを具体的に見ていきましょう。
【ランニングコスト】 燃料費は「非常に優秀」
- 驚異的な燃費: 現行モデル(xDrive20d)のWLTCモード燃費は19.5km/L。高速道路では実燃費で20km/Lを超えることも珍しくありません。
- 安価な軽油: 燃料はガソリン(ハイオク)より安価な「軽油」です。
年間1万km走行する場合、同クラスのハイオク仕様ガソリン車と比較して、年間5万円以上の燃料費を節約できる計算になり、ランニングコストは圧倒的に優れています。
【メンテナンスコスト】 ガソリン車より「割高」な項目
維持費の「しやすさ」は、燃料費は「◎」ですが、メンテナンス費は「△」です。
- エンジンオイル交換:
- 頻度: BMWのCBS(コンディション・ベースド・サービス)※に基づき、約1.5万〜2万kmまたは1年に1回が目安です。
- 費用: DPFを搭載したクリーンディーゼル専用の高品質なオイル(低アッシュオイル)が必須であり、1回あたりの交換費用はガソリン車よりも割高になります。
規格の詳細についてはBMWサービス・プログラムもご参照ください。
- AdBlue(アドブルー)の補充:
- 役割: 排気ガスを浄化するための高品位尿素水。
- 頻度: 約1,000〜1,500kmで1Lを消費。X1のタンク容量なら、1.5万km〜2万km(多くの場合、オイル交換と同時)ごとの補充で足ります。
- 費用: 年間数千円程度と、大きな負担にはなりません。
- 注意点: AdBlueが切れると、安全装置が働きエンジンが再始動できなくなります。警告灯が出たら速やかに補充が必要です。
【維持のしやすさ:結論】
日々の燃料費は非常に安いため、走行距離が多ければ多いほど恩恵を受けられます。ただし、オイル交換などの定期メンテナンス費用はガソリン車より高額になるため、その差額を燃料費でペイできるかどうかが、一つの判断基準となります。
ディーゼルエンジンのメンテナンスと長く乗るためのポイント

BMW X1ディーゼルと長く付き合うためには、「故障させないための予防」が何よりも重要です。高額なDPF交換などを避けるため、以下のポイントを実践しましょう。
- 「ちょい乗り」を避ける(DPF再生の促進): 最大の敵は「短距離走行の繰り返し」です。DPFのススを燃焼させるため、最低でも月1〜2回は、30分以上の連続した走行(バイパスや高速道路が理想)を心がけてください。
- 高品質なエンジンオイルを選ぶ: 必ずBMWが認定するディーゼル専用オイルを使用してください。安価なオイルはDPFの寿命を縮める原因となります。
- 定期的な燃料添加剤の使用: インジェクター※や燃料ラインは、軽油の成分で汚れやすい部分です。BMW純正や信頼できるメーカーのディーゼル用燃料添加剤を数ヶ月に一度使用することで、エンジンコンディションを良好に保ち、ススの発生を抑制する効果が期待できます。 ※インジェクター: 燃料をエンジン内に高圧で噴射する装置。
- 専門ショップを見つけておく: 正規ディーラーは安心ですが、メンテナンス費用は高額になりがちです。一方で、BMWディーゼル(特にDPFやEGR※)の知識が豊富な独立系の専門ショップも存在します。保証期間が過ぎた後は、こうしたショップと付き合うことで、維持費を賢く抑えられる可能性があります。
※EGR: 排気ガス再循環装置。ここもススが溜まりやすいポイントです。 - 予防的なクリーニング: 走行距離が5万kmを超えてきたら、専門ショップでDPFやEGRバルブ、インジェクターの「予防的な洗浄」を検討するのも賢い選択です。数万円のコストで、数十万円の修理を未然に防げる可能性があります。
中古BMW X1ディーゼルを選ぶ際のチェック項目

ディーゼルの特性を理解すると、中古車選びのチェックポイントも明確になります。故障リスクを避けるため、以下の項目を徹底的に確認してください。
- 最重要:整備記録簿(メンテナンスノート)の有無
- 「記録簿なし」の車両は、メンテナンス状況が不明なため避けるのが賢明です。
- オイル交換の頻度が適切であったか(最低でも1年に1回)を確認します。
- DPF関連の整備履歴・警告灯
- 過去にDPFの交換や洗浄、EGR関連の修理履歴がないか確認します。警告灯が点灯している車両は論外です。
- エンジンルームの確認
- BMW全般に言えることですが、エンジン周辺からのオイル漏れや滲みがないかは必ずチェックします。(タペットカバーやオイルフィルターハウジング周辺が要注意ポイント)
- 試乗でのチェック(必須)
- 冷間時(エンジンが冷えている状態)の始動で、異音や白煙・黒煙が出ないか。
- アクセルを踏んだ際に、スムーズに加速し、息継ぎやパワー不足を感じないか。
- ATやDCT(トランスミッション)の変速ショックが大きすぎないか。
- 前オーナーの乗り方
- 可能であれば、販売店に「前オーナーはどのような使い方(街乗りメインか、高速メインか)をしていたか」を尋ねてみましょう。「高速道路での通勤がメイン」といった車両は、DPFの状態が良い可能性が高く、「当たり」個体と言えます。
- 購入先
- 不安な方は、保証が手厚い「BMW認定中古車」が最も安全です。
- 次点で、BMWのディーゼル整備に精通した「BMW専門店」での購入をおすすめします。
人気グレードとおすすめ仕様の傾向

BMW X1ディーゼルには、主に2つの世代があり、グレードや仕様の傾向が異なります。
現行モデル (U11型:2023年〜)
- グレード:
xDrive20d(2.0Lディーゼル + 48Vマイルドハイブリッド) - 仕様:
xLine(エックスライン): シルバー加飾が特徴のエレガントでSUVらしい仕様。M Sport(Mスポーツ): スポーティな専用エアロやサスペンションを装備した人気仕様。
- 傾向:
xLineとM Sportは同価格で販売されており、完全に好みの世界です。スポーティな外観と走りを求めるならM Sport、快適性と落ち着いたデザインを求めるならxLineが選ばれています。
先代モデル (F48型:2016年〜2022年)
- グレード:
xDrive18d(2.0Lディーゼル) 「18」とありますがエンジンは2.0Lです。 - 傾向: 中古市場で流通量が最も多く、狙い目の世代です。
- 圧倒的人気:
M Sport- 中古市場では
M Sportの人気が圧倒的に高く、リセールバリュー(売却時の価格)も良好です。専用のスポーツシートや引き締まった足回りが、BMWらしさを求める層に支持されています。
- 中古市場では
- おすすめの「狙い目」
- 2021年〜2022年式の「F48後期型 xDrive18d M Sport」は、古さを感じさせないデザインと完成されたパワートレインを持ち、価格もこなれてきたため、コストパフォーマンスが非常に高い選択肢です。
共通の傾向:xDrive (4WD)
日本に正規導入されているX1のディーゼルモデルは、基本的に全車「xDrive(4WD)」です。これにより、雨や雪道での走行安定性が高く、あらゆる天候で安心して乗れる点も、大きな魅力となっています。
自分に合うX1の選び方ガイド

BMW X1ディーゼルは魅力的な選択肢ですが、誰にでも合うわけではありません。後悔しないために、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて最適な一台を選びましょう。
Step1: ライフスタイルで「ディーゼルかガソリンか」を決める
まずは、あなたの「年間走行距離」と「主な乗り方」が、故障リスクを回避し、ディーゼルの恩恵を最大化できるか確認しましょう。
- ディーゼルを選ぶべき人(故障リスク低)
- 年間走行距離が1万km以上
- 1回の運転が30分以上、または高速道路の利用が多い
- ガソリン代・軽油代を抑えたい
- 力強いトルク感を重視する
- ガソリン車を選ぶべき人(ディーゼル故障リスク高)
- 年間走行距離が1万km未満
- 1回の運転が15分程度の「ちょい乗り」がメイン
- エンジンの始動時から停止まで、常に静かさを求めたい
- 初期費用(車両価格)を少しでも抑えたい
Step2: 予算と新旧で「どの世代か」を決める
- 新車・最新技術を求めるなら「現行型 (U11型: 2023年〜)」
- 48Vマイルドハイブリッド搭載の
xDrive20d。 - カーブドディスプレイなど最新のインテリア。
- 予算600万円台〜。
- 48Vマイルドハイブリッド搭載の
- コストパフォーマンスを求めるなら「先代型 (F48型: 2016年〜)」
- 中古車の流通量が豊富。
xDrive18dが主力。 - 予算200万〜400万円台がボリュームゾーン。
- 狙い目は、古さを感じさせない2021年以降の後期型。
- 中古車の流通量が豊富。
Step3: 好みで「グレード」を決める
- スポーティ派なら「M Sport」
- 専用エアロ、スポーツシート、引き締まったサスペンションが特徴。
- 圧倒的人気でリセールバリュー(売却時の価格)も高い。
- エレガント・快適性重視なら「xLine」
- シルバー加飾が特徴で、SUVらしいデザイン。
- M Sportより乗り心地がマイルドな傾向。
【選び方ガイド:結論】
最も故障リスクを抑え、満足度が高い「賢い選択」は、「高速道路での通勤や長距離レジャーがメインの人が、予算に合わせて M Sport を選ぶ」ことです。逆に、「街乗り専用と割り切るなら、ガソリンモデルを選ぶ」のが、高額な修理費を避けるための最適な防衛策と言えます。
BMW X1ディーゼルが向いている人・そうでない人

ここまでの情報を総括し、あなたがBMW X1ディーゼルに向いているか、最終診断します。
【BMW X1ディーゼルが向いている人】
- 長距離ドライバー(年間1万km以上)最も重要な適性です。走れば走るほど燃料費の安さ(軽油)と燃費の良さ(WLTC 19.5km/L)の恩恵を受けられます。
- 高速道路の利用が多い人高速巡航は、DPFの再生※を自動で行う絶好の機会であり、故障予防に最適です。力強いトルクが、追い越しや合流を非常に楽にします。
- アウトドアやウィンタースポーツを楽しむ人ディーゼルモデルは全車4WD(xDrive)です。雪道や悪路での高い安定性は、レジャーの頼れる相棒となります。
- 力強い「トルク感」が好きな人低回転からグッと背中を押されるような加速感は、ディーゼルならではの魅力です。
- 車の特性を理解し、メンテナンスを厭わない人「DPFのために週末は高速を走る」「オイルはディーゼル専用品を選ぶ」といった、車に合わせた乗り方を実践できる人。
【そうでない人(故障リスクが高い人)】
- 近所の買い物など「ちょい乗り」がメインの人最も故障(DPF詰まり)リスクが高い乗り方です。ディーゼルのメリットを一切活かせず、高額な修理リスクだけを負うことになります。
- 年間走行距離が5,000km以下の人燃料費で元を取ることが難しく、ガソリン車の方がトータルコストは安くなります。
- とにかく静かな車を求める人走行中は静かですが、アイドリング時や始動時はディーゼル特有の音と振動があります。これが許容できない人には向きません。
- メンテナンスフリーを望む人オイル管理やAdBlueの補充など、ガソリン車より少しだけ手間がかかる点を「面倒」と感じる人。
購入前にチェックしたいBMW X1ディーゼルの特徴まとめ

BMW X1ディーゼルの購入を最終決定する前に、その「強み」と「弱点」をもう一度確認しておきましょう。
| 特徴 | チェックポイント |
|---|---|
| 走行性能(強み) | 低回転から360N・mもの力強いトルク。高速道路の合流・追い越しが非常に楽。 |
| 経済性(強み) | 燃費(WLTC 19.5km/L)が優秀。燃料が安価な軽油のため、走行コストが劇的に安い。 |
| 安定性(強み) | ディーゼルモデルは全車4WD(xDrive)で、雨や雪道でも抜群の安定感を誇る。 |
| 実用性(強み) | SUVとして十分な室内空間と荷室容量。先進安全装備も充実。 |
| 故障リスク(弱点) | 最大の懸念は「DPFの詰まり」。原因は短距離走行の繰り返し。高額修理の可能性あり。 |
| メンテナンス(弱点) | ディーゼル専用オイルが必要(やや高価)。AdBlueの補充(年間数千円)が必須。 |
| 静粛性(弱点) | 走行中は静かだが、アイドリング時や始動時はディーゼル特有の音・振動がある。 |
| 乗り方(重要) | 短距離・ちょい乗りメインの使用には不向き。最低でも月1回は高速走行が必要。 |
BMW X1ディーゼルは、「適切な乗り方(長距離)をすれば、故障リスクを抑えつつ、最高の経済性と走行性能を発揮するクルマ」です。
BMW X1ディーゼルの今後の展開と注目ポイント

BMW X1ディーゼルを取り巻く環境は、今、大きな転換期を迎えています。
- 電動化(EV・PHEV)へのシフトご存知の通り、自動車業界は世界的に電動化へシフトしています。BMWも例外ではなく、X1には完全EV(電気自動車)の「iX1」や、PHEV(プラグインハイブリッド)もラインナップされています。
- 厳格化する環境規制欧州の環境規制(ユーロ7など)は年々厳しくなっており、クリーンディーゼルといえども、その対応コストは増大しています。
- 48Vマイルドハイブリッドは「集大成」か現行のxDrive20dに搭載された「48Vマイルドハイブリッド」は、従来のディーゼルの力強さに、モーターによる滑らかさと効率を加えた、現時点でのBMWディーゼル技術の集大成と言えます。
- 注目ポイント:希少価値今後、規制がさらに進めば、新型車として「純粋なディーゼルエンジン」が登場する機会は減っていく可能性があります。つまり、「今、新車で買えるBMWのクリーンディーゼル」は、将来的に希少価値が高まる「駆け抜ける歓び」の内燃機関(エンジン)モデルとなるかもしれません。
X1ディーゼルの購入は、熟成されたクリーンディーゼル技術を、新車(または高年式中古車)で手に入れる最後のチャンスの一つとなる可能性があります。
BMW X1ディーゼルの魅力をもう一度整理

BMW X1ディーゼルを検討するあなたの不安は、「故障」と「維持費」だったはずです。
しかし、その不安は、このモデルが持つ「圧倒的な魅力」を正しく知ることで解消できます。
- 「故障」は怖くない最大の懸念であった「DPFの詰まり」は、病気ではなく特性です。短距離走行を避け、定期的に高速道路を走るという「適切な乗り方」さえすれば、高額な修理は避けられます。これは「故障しやすい」のではなく、「乗り手を選ぶ」だけなのです。
- 「維持費」はむしろ安い確かにオイル交換やAdBlueの費用はガソリン車よりかかります。しかし、それらを差し引いても、WLTC 19.5km/Lという低燃費と、安価な「軽油」がもたらす燃料費の削減効果は絶大です。年間走行距離が多い人ほど、トータルの維持費はガソリン車より明確に安くなります。
- それを上回る「走りの魅力」経済性だけではありません。BMW X1ディーゼルの本質は、360N・mの圧倒的なトルクにあります。アクセルを踏み込めば、大排気量のガソリン車のような力強い加速を、驚くほど低い燃料消費で実現します。
- 全天候型の「安心感」ディーゼルモデルに標準装備される4WDシステム「xDrive」が、日常の雨から週末の雪道まで、あらゆる場面であなたと家族に揺るぎない安心を提供します。
BMW X1ディーゼルは、「ディーゼルの特性を理解し、長距離を走るオーナー」に対して、「最高の経済性」と「力強い走りの歓び」という、二物を与えてくれる稀有なSUVです。
「故障が怖い」と敬遠するには、あまりにも魅力的な一台です。あなたのライフスタイルが「長距離・高速メイン」であるならば、自信を持ってこのモデルを選ぶことをおすすめします。
総括:BMW X1ディーゼルの「故障」リスクと、それを上回る魅力の総まとめ
BMW X1ディーゼルは、「故障しやすい」「維持費が高い」といった不安が先行しがちです。しかし、その不安の多くは「DPF」などディーゼル特有の特性と、オーナーの乗り方(短距離メイン)のミスマッチが原因です。
実際のところ、年間走行距離が多く、高速道路を頻繁に利用する人にとっては、故障リスクを抑えつつ、力強いトルクと圧倒的な経済性という大きな恩恵を受けられる、非常に魅力的な選択肢となります。
この記事の結論として、購入前に把握すべき要点を箇条書きでまとめています。
- BMW X1ディーゼルの「故障」懸念の中心はDPFの詰まり
- DPF詰まりの最大の原因は「短距離走行(ちょい乗り)」の繰り返し
- 故障予防には「月1回、30分以上の連続走行」が最も効果的
- 最大の魅力は低回転から発生する360N・mもの力強いトルク
- WLTCモード19.5km/Lという優れた燃費性能を誇る
- 燃料は安価な「軽油」のため、長距離を走るほど経済的メリットが大きい
- 現行モデルは48Vマイルドハイブリッド搭載で、驚くほど静かで滑らか
- 「うるさい」という評価は旧世代のもので、静粛性は劇的に向上している
- オイル交換はディーゼル専用品が必要で、ガソリン車よりやや割高
- AdBlue(尿素水)の補充が必須だが、年間コストは数千円程度
- 日本のディーゼルモデルは全車4WD(xDrive)で悪天候でも安心
- 年間走行距離1万km未満の「街乗りメイン」の人には不向き
- 中古車選びは「整備記録簿」と「DPFの状態」の確認が最重要
- 中古市場ではスポーティな「M Sport」が圧倒的人気
- 特性を理解して乗れば、経済性と走る歓びを両立できる最高のSUV
