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アウディQ2のディーゼルモデル購入を検討中の方にとって、実際の評価やリアルな燃費、そして評判が分かれる乗り心地は最も気になるポイントではないでしょうか。

本記事では、340Nmという余裕ある低回転トルクが生み出す力強い加速フィールや、湿式7速DCTならではの扱いやすさ、そして気になる信頼性・耐久性について徹底検証します。

一方で、ディーゼル特有のアイドリング音や走行音、多くのオーナーが指摘する乗り心地の硬さといったネガティブな要素も包み隠さず解説。中古車選びで失敗しないための注意点まで詳しくご紹介します。

記事ポイント

  • ディーゼル特有の力強いトルク特性や湿式7速DCTの操作感など走行性能のリアルな評価
  • カタログ値では見えない実燃費のデータや軽油による経済的なメリットと維持費の目安
  • 購入前に知っておくべき乗り心地の硬さやアイドリング音といったオーナーが感じる不満点
  • 故障リスクを回避して良質な個体に出会うための中古車相場や狙い目の年式・グレード

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アウディQ2 評価:ディーゼルの走りや実燃費、乗り心地を徹底検証

アウディQ2 評価:ディーゼルの走りや実燃費、乗り心地を徹底検証
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  • 低回転トルクと加速フィールの評価
  • 7速DCTのスムーズさと街中での扱いやすさ
  • DCTの信頼性・耐久性はどうか?
  • アイドリング音・走行音の実際
  • 乗り心地の硬さとサスペンション特性
  • 実燃費とカタログ値の差
  • 走行フィールの違い(トルク・静粛性)
  • 都市部での取り回しと駐車のしやすさ
  • 長距離ドライブでの快適性
  • 内装の質感と装備の満足度

低回転トルクと加速フィールの評価

低回転トルクと加速フィールの評価
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Q2ディーゼルモデル(35 TDI)の最大の武器は、なんといっても2.0リッター直4ディーゼルターボが生み出す「340Nm」という太いトルクです。最高出力こそ150PSと控えめですが、実用域での力強さはガソリンモデルを大きく凌駕します。

具体的には、1,750〜3,000rpmという低い回転域で最大トルクを発揮するため、以下のようなメリットが体感できます。

  • 街中での余裕: 信号待ちからの発進や、ちょっとした合流でアクセルを深く踏み込む必要がなく、スッと前に出る軽快感がある。
  • 追い越しの楽さ: 高速道路などで速度を上げる際、キックダウン(急加速のためのシフトダウン)をしなくても、今のギアのままグイグイと加速する。
  • 疲労軽減: アクセル開度が少なくて済むため、長時間の運転でも右足の疲れが少ない。

0-100km/h加速は8.7秒と、スポーツカーのような絶対的な速さはありません。しかし、日常的に最も多用する1,500〜2,000rpm付近でのトルク※の充実感は「頼もしい」の一言に尽きます。

街乗りから高速巡航まで、車重を感じさせない軽快なフットワークは、Q2の評価を高める大きな要因となっています。これは、アウディが長年ル・マンなどの耐久レースで培ってきたTDI(Turbocharged Direct Injection)技術の恩恵です。(出典:Audi Q2にTDIモデルを追加 – Audi Japan Press Center)

トルク:エンジンの回転力のこと。「車の押し出し感」や「瞬発力」に直結する数値で、この数値が高いほど出足が力強くなります。

7速DCTのスムーズさと街中での扱いやすさ

7速DCTのスムーズさと街中での扱いやすさ

アウディQ2のディーゼルモデルには、7速Sトロニックと呼ばれるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)が採用されています。ここで特筆すべきは、ガソリンモデル(一部乾式クラッチ)とは異なり、「湿式クラッチ」(※1)を採用している点です。

なぜ湿式クラッチだと「滑らか」で「壊れにくい」のか?その理由は、VW/Audi専門店のプロが解説している以下の動画を見ると一発で分かります。(特に3:47〜の綱引きの例えが分かりやすいです)

この湿式クラッチの恩恵により、DCT(※2)特有のネガティブな要素が見事に解消されています。

  • ギクシャク感の解消: 発進時や極低速時のつながりが滑らかで、クリープ現象(ブレーキを離すとゆっくり進む現象)も自然。
  • 素早い変速: 走行中は電光石火の早さでシフトチェンジを行い、気づけば70km/h台ですでにトップギア(7速)に入っているほど効率的。
  • ダイレクト感: アクセル操作に対してエンジンの力が即座にタイヤに伝わる感覚があり、運転の楽しさをスポイルしない。

また、Q2は全長約4.2m、最小回転半径5.1mというコンパクトなボディサイズを持っています。これにスムーズなDCTが組み合わさることで、ストップ&ゴーの多い日本の都市部でもストレスフリーな運転が可能です。タワーパーキング(高さ制限1.55m以下)にも対応するサイズ感と相まって、最強の「シティ・コミューター」としての資質を備えています。

※1 DCT(デュアルクラッチトランスミッション):2つのクラッチを使い、奇数段と偶数段を交互に切り替える変速機。マニュアル車のようなダイレクト感と、オートマ車のような楽さを兼ね備えています。

※2 湿式クラッチ:クラッチ板がオイルに浸かっているタイプ。冷却性能が高く、摩耗や発熱に強いため、大トルク車や耐久性が求められる車に向いています。

DCTの信頼性・耐久性はどうか?

DCTの信頼性・耐久性はどうか?
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中古車購入を検討する際、もっとも懸念されるのが輸入車特有の故障リスク、特にトランスミッションのトラブルでしょう。

結論から言えば、Q2ディーゼルの湿式7速DCTは、乾式タイプと比較して信頼性・耐久性は高いと評価されています。オイルによる冷却効果があるため、渋滞時の半クラッチ状態などで発生する熱ダメージに強い構造だからです。

ただし、「メンテナンスフリー」ではありません。長く乗るためには以下の点に注意が必要です。

チェック項目 内容と対策
オイル管理 湿式DCTは約7リットルのオイルを使用します。メーカー推奨時期を待たず、 4~5万kmごとに交換することでトラブルを未然に防げます。
低速時の癖 1速から2速への変速時に多少のノイズや癖を感じる個体があります。 これは構造上の特性でもありますが、試乗時に確認が必要です。
発進の作法 完全に停止する前にDからRへ入れるなどのラフな操作は厳禁。 丁寧な操作が寿命を延ばします。

「壊れにくい」構造ではありますが、万が一メカトロニック※(制御ユニット)などが故障すると数十万円単位の修理費がかかるリスクはあります。購入時は整備記録簿を確認し、定期的なオイル交換がされているかチェックすることを強くおすすめします。

メカトロニック:トランスミッションを電子制御する頭脳部分。精密部品のため、オイルの汚れや熱による影響を受けやすい箇所です。

アイドリング音・走行音の実際

アイドリング音・走行音の実際
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ディーゼル車を選ぶ上で避けて通れないのが「音と振動」の問題です。Q2のディーゼルモデルにおいても、ガソリン車と同等の静粛性を期待すると、評価が分かれるポイントになります。

【正直な評価:ここが気になる】

  • アイドリング時: 車外では明確に「ガラガラ」というディーゼル特有の音が聞こえます。車内に入っても、エアコンやオーディオを切った状態ではエンジン音が耳に届きます。
  • 低速走行時: 街中での発進加速など、エンジン回転数が変動するシーンではディーゼル音が室内に入り込んできます。「静粛性最優先」の方には、1.5Lガソリンモデル(TFSI)の方が満足度は高いでしょう。

【ポジティブな評価:ここが良い】

  • 巡航時: 一度スピードに乗ってしまえば、エンジン音は驚くほど静かになります。特に高速道路での巡航時はロードノイズ(タイヤの音)の方が勝るほどで、重厚感のある快適なドライブが楽しめます。
  • 慣れの範囲: 多くのオーナーレビューにある通り、「以前もディーゼルに乗っていた」「音楽をかけていれば気にならない」というレベルであり、不快な振動はよく抑えられています。

低速走行時: 街中での発進加速など、エンジン回転数が変動するシーンではディーゼル音が室内に入り込んできます。「静粛性最優先」の方には、1.5Lガソリンモデル(TFSI)の方が満足度は高いでしょう。

「街乗りでの静かさ」よりも「長距離移動での力強さと燃費」を優先するユーザーであれば、十分に許容範囲内と言えるでしょう。

乗り心地の硬さとサスペンション特性

乗り心地の硬さとサスペンション特性

アウディQ2の乗り心地を一言で表すなら「明確に硬め」です。これはスポーティなハンドリング性能を重視した結果ですが、日本の道路事情、特に低速域では好みが分かれるポイントとなります。

具体的には、時速60km以下でマンホールや継ぎ目を通過した際、「コツン」「ゴツン」という突き上げをはっきりと感じます。

特にS lineグレードに装備される「スポーツサスペンション」と「18インチ以上の大径ホイール」の組み合わせでは、この傾向が顕著です。

後席の家族から「硬い」と言われる可能性もあるため、ファミリーユースを想定している方は注意が必要です。

しかし、この硬さは速度が上がると「安定感」へと変化します。高速道路やワインディングロードでは、車体の無駄な揺れ(ロール)が抑えられ、ピタッと路面に吸い付くような安心感を提供してくれます。「街乗りでの快適性」よりも「走りの楽しさと安心感」を優先したセッティングと言えるでしょう。

【購入時のアドバイス】
快適性を重視するなら、標準サスペンションかつ17インチホイール装着車がベストバランスです。タイヤの厚み(エアボリューム)が衝撃を吸収し、硬さを和らげてくれます。

実燃費とカタログ値の差

乗り心地の硬さとサスペンション特性

ディーゼルモデルを選ぶ最大の動機となる「燃費」。Q2 TDIはカタログ値と実燃費の乖離が少なく、オーナーの満足度が非常に高いのが特徴です。

  • カタログ燃費(WLTCモード): 16.9km/L
  • 実燃費の目安:
    • 市街地: 12〜14km/L
    • 高速・郊外: 16〜20km/L以上

特筆すべきは高速巡航時の伸びです。丁寧な運転を心がければカタログ値を上回ることも珍しくありません。実際に燃費投稿サイトのデータを参照しても、平均して16km/L前後の実燃費を記録しており、多くのユーザーが高燃費を実感しています。(出典:みんから アウディ Q2の燃料タイプ別グラフ

燃料タンク(約55L)を満タンにすれば、計算上800km〜900km近い航続距離を確保できます。

ガソリンモデル(TFSI)も優秀ですが、実燃費ではTDIが2km/Lほど上回る傾向にあります。さらに燃料単価の安い軽油を使用するため、ランニングコストの圧縮効果は絶大です。

走行フィールの違い(トルク・静粛性)

走行フィールの違い(トルク・静粛性)
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中古車市場でガソリン(TFSI)かディーゼル(TDI)かで迷っているなら、それぞれの「得意分野」を理解することが重要です。

  • ディーゼル(35 TDI): 「余裕のトルク型」です。アクセルを軽く踏むだけで車体が前に押し出される感覚があり、坂道やフル乗車時でもパワー不足を感じません。重厚感のある乗り味で、長距離を淡々と走るのが得意です。ただし、静粛性はガソリン車に劣ります。
  • ガソリン(35 TFSI): 「軽快な静粛型」です。エンジンの回転フィールが滑らかで、アイドリング中も非常に静か。鼻先が軽いためハンドリングも軽快ですが、急な坂道や追い越しではエンジンを高回転まで回す必要があります。

「運転の楽さ」と「経済性」を取るならTDI、「静かさ」と「軽快感」を取るならTFSIという選び方が正解です。

都市部での取り回しと駐車のしやすさ

都市部での取り回しと駐車のしやすさ

Q2が「都会派SUV」と呼ばれる理由は、単なるデザインだけではありません。日本の都市環境に完璧にフィットするパッケージングが評価されています。

  • 機械式駐車場OK: 全高は1.53mに抑えられており、都市部のマンションや商業施設に多い「高さ1.55m制限」のタワーパーキングに入庫可能です。これは多くのライバルSUV(全高1.6m超え)にはない決定的な強みです。
  • 驚異の小回り: 最小回転半径は5.1m。これはコンパクトカー並みの数値で、狭い路地でのすれ違いやUターン、狭小スペースへの駐車が拍子抜けするほど簡単です。
  • 視界の良さ: SUV特有の少し高いアイポイントに加え、ボディの四隅が把握しやすいスクエアな形状をしているため、車両感覚が掴みやすく運転への不安を軽減してくれます。

長距離ドライブでの快適性

街中では「硬い」と感じるサスペンションも、高速道路を使った長距離ドライブでは「疲れにくさ」というメリットに変わります。

高速巡航時のQ2 TDIは、横風の影響を受けにくく、路面に張り付くような直進安定性を発揮します。「矢のように直進する」と表現される欧州車特有のスタビリティ(安定性)があり、ドライバーは無意識の修正舵(ハンドルの微調整)を強いられないため、疲労が蓄積しにくいのです。

また、標準装備またはオプションで用意される「アダプティブクルーズコントロール(ACC)※」などの運転支援システムと、腰をしっかり支えるシート設計が、数百キロの移動を快適なものにします。給油回数が少なくて済む点も、ロングドライブのストレスを減らす大きな要素です。

アダプティブクルーズコントロール(ACC): 前走車との車間距離を一定に保ちながら、設定速度内で自動的に加減速して追従する機能。高速道路での疲労を劇的に軽減します。

内装の質感と装備の満足度

内装の質感と装備の満足度
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プレミアムブランド「アウディ」に期待する内装の質感について、Q2の評価は「満足」と「妥協」が混在しています。

【満足ポイント】

  • バーチャルコックピット: 12.3インチのフル液晶メーターは、ナビ画面をメーター内に大きく表示できるなど視認性が抜群。先進的な雰囲気を醸し出し、所有満足度を大きく高めます(年式によりオプション、現行は標準)。

  • デザインと操作性: 水平基調のダッシュボードや、カチッとした操作感のスイッチ類はアウディらしい精緻な作り込みを感じさせます。

【妥協ポイント】

  • プラスチック感: ドアの内張りやセンターコンソール下部など、手が触れる頻度が低い場所にはハードプラスチックが多用されています。上位モデル(Q3やQ5)と比較するとコストダウンを感じる部分であり、「価格の割に質感が…」という厳しい声があるのも事実です。

装備面では、ナビゲーションシステムやスマホ連携(CarPlay/Android Auto)は標準で備わっていますが、後席のエアコン吹き出し口やアームレストが省略されているグレードもあります。購入時は「前席優先の車」と割り切り、後席の装備内容を現車で確認することをおすすめします。

アウディQ2 評価:維持費やオーナーの本音、中古車選びの極意

アウディQ2 評価:維持費やオーナーの本音、中古車選びの極意
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  • 軽油による経済性と年間維持費の目安
  • 維持費と使い方で変わるおすすめモデル
  • オーナーが評価するポイント
  • オーナーが不満に感じるポイント
  • ディーゼル特有のチェックポイント
  • ディーゼルの弱点と向いていないユーザーの特徴
  • 中古相場と狙い目の年式・グレード

軽油による経済性と年間維持費の目安

軽油による経済性と年間維持費の目安
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「輸入車は維持費が高い」というイメージがありますが、Q2ディーゼル(35 TDI)に関しては、燃料費の安さが維持費全体を押し下げる強力なメリットになります。

まず、燃料となる軽油はハイオクガソリンに比べてリッターあたり約30円も安いのが魅力です。例えば、年間10,000km走行する場合の燃料費を試算してみましょう。

  • Q2 ディーゼル(実燃費16km/L、軽油150円/L想定): 年間約93,750円
  • Q2 ガソリン(実燃費14km/L、ハイオク180円/L想定): 年間約128,570円

これだけで年間約3.5万円の差が生まれます。走行距離が伸びれば伸びるほど、この差額は大きくなります。

【年間維持費の目安(駐車場代除く)】

概算で約30〜35万円程度を見ておくと安心です。

  • 自動車税: 36,000円(2.0L以下)
  • 重量税・自賠責・保険: 車検ごとの支払いを年換算
  • メンテナンス費: オイル交換(年1〜2回)、アドブルー補充(年数回)、タイヤ積立など
    • ※アドブルー:ディーゼルエンジンの排ガス浄化に必要な尿素水。1,000〜1,500km走行で約1L消費します。

注意点として、ディーゼル車はオイル管理がシビアです。また、輸入車特有の部品代の高さもあるため、国産コンパクトカーよりは数割高い維持費を想定し、予備費(年間5〜10万円程度)を確保しておくのが賢明です。

維持費と使い方で変わるおすすめモデル

維持費と使い方で変わるおすすめモデル
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「自分にはどのQ2が合っているのか?」

これは、年間の走行距離と使い方で明確に答えが出ます。

あなたのタイプ おすすめモデル 理由
長距離ランナー
(年間1.5万km以上)
ディーゼル(35 TDI) 燃料費の差額で車両価格の差を回収可能。高速巡航での燃費と疲れにくさが最大の武器になります。
DPF詰まりのリスクも低減。
街乗り中心
(年間1万km未満)
ガソリン(35 TFSI / 30 TFSI) チョイ乗りが多いとディーゼルのDPFトラブルリスクが高まります。静粛性が高く、車両価格も手頃なガソリン車が安心かつ快適です。
走り・質感重視 ガソリン(SQ2)
または S line
コスト度外視でパフォーマンスを求めるならSQ2。
見た目と走りのスポーティさを求めるならS lineグレードが満足度を高めます。

「週末のゴルフや旅行がメイン」ならディーゼル、「毎日の近所の買い物や送迎がメイン」ならガソリン、という選び方が失敗の少ない鉄則です。

オーナーが評価するポイント

オーナーが評価するポイント
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実際に所有しているオーナーたちは、Q2のどのような点に惚れ込んでいるのでしょうか。口コミやレビューから見えてくる「高評価ポイント」をまとめました。

  1. 圧倒的な「ちょうどよさ」:「大きすぎず小さすぎないサイズ感が最高」という声が圧倒的です。全幅1.8m以下、全長4.2mというサイズは、日本の狭い道路事情でもストレスなく扱えます。それでいてアウディらしい存在感(プレステージ性)も兼ね備えています。
  2. 高速道路での頼もしさ:「コンパクトカーとは思えない直進安定性」「横風に煽られてもビクともしない」など、高速走行時の安定感はクラスを超えた評価を得ています。ディーゼルの太いトルクによる追い越しの楽さも好評です。
  3. 洗練されたデザイン:「ポリゴン(多角形)」をモチーフにした独特のデザインは、デビューから時間が経っても古さを感じさせません。「街中で映える」「駐車場で見つけやすい」といった愛着の声が多く聞かれます。

参考としたサイト:価格.com アウディ Q2レビュー・評価

オーナーが不満に感じるポイント

オーナーが不満に感じるポイント
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一方で、オーナーだからこそ感じる「不満点」もしっかり把握しておきましょう。

  1. アイドリングストップからの復帰の遅さ:「青信号で出遅れる」「右折待ちでヒヤッとする」など、エンジン再始動のレスポンスに対する不満が散見されます。特にディーゼルモデルは、一瞬のラグ(遅れ)を感じやすいため、渋滞時などはアイドリングストップをOFFにするオーナーもいます。
  2. 後席・荷室の狭さ:「大人が後ろに乗ると窮屈」「ゴルフバッグを横に積めない」といったスペース面の制約です。あくまで「パーソナルユース(1〜2人乗車)」や「小さいお子さんのいる家庭」向けのパッケージングであり、ファミリーカーとしての過度な期待は禁物です。
  3. 低速域での乗り心地:前述の通り、街乗りでのゴツゴツ感を指摘する声は多いです。「試乗では気づかなかったが、納車後に気になり出した」というケースもあるため、購入前の確認は必須です。

これらの不満点は、Q2のキャラクター(スポーティなシティSUV)を理解していれば許容できる範囲のものが多いですが、購入前に知っておくことで「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。

参考としたサイト:アウディ Q2の口コミ・評価・レビュー – みんカラ

ディーゼル特有のチェックポイント

ディーゼル特有のチェックポイント
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中古車でディーゼルモデル(35 TDI)を検討する際、ガソリン車とは異なる視点でのチェックが不可欠です。特に走行距離や前オーナーの使い方によってコンディションに大きな差が出るため、以下のポイントを重点的に確認しましょう。

  • 整備記録簿(メンテナンス履歴)の確認: もっとも重要なのが「DPF(スス取りフィルター)」と「アドブルー(尿素水)※」の管理状況です。定期的な点検を受けているか、警告灯の点灯履歴がないかを確認してください。整備記録が空白の期間が長い個体は避けた方が無難です。
  • エンジンの始動性と音: 冷間時(エンジンが冷えている状態)での始動がスムーズか確認しましょう。また、ボンネットを開けてアイドリング音を聞き、不規則な振動や異音(金属音など)がないかもチェックポイントです。
  • Sトロニック(変速機)の挙動: 試乗が可能であれば、発進時の挙動を確認します。ブレーキを離した瞬間に唐突に飛び出すような感覚や、変速時に大きなショックがある場合は、トランスミッションや制御ユニットの不調が疑われます。

アドブルー(尿素水): ディーゼルエンジンの排気ガスをきれいにするために吹きかける尿素水のこと。残量がなくなるとエンジンがかからなくなるため、定期的な補充が必要です。(出典:伊藤忠エネクス アドブルーって何?排気ガスを使用する尿素SCRシステムも併せて解説)

ディーゼルの弱点と向いていないユーザーの特徴

ディーゼルの弱点と向いていないユーザーの特徴
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Q2ディーゼルは「経済的で力強い」という強力なメリットがありますが、万人に勧められるわけではありません。構造上の特性からくる弱点と、購入を見送るべき人の特徴を正直にお伝えします。

【Q2ディーゼルの弱点】

  • ちょい乗りに弱い: エンジンが温まりきらない短距離走行(片道10分以内など)を繰り返すと、DPFにススが溜まりやすくなり、最悪の場合は高額な部品交換が必要になります。
  • アイドリングストップの癖: 信号待ちからの再始動時、ガソリン車に比べてワンテンポ遅れる傾向があります。渋滞時などはストレスを感じる場面があるかもしれません。
  • メンテナンスの手間: オイル交換のサイクルがシビアであることや、アドブルーの補充など、ガソリン車にはない管理コストと手間が発生します。

【この車に向いていない人】

  • 通勤距離が短い(片道5km未満)人: ガソリン車(TFSI)を選ぶべきです。
  • 静寂性を最優先する人: ディーゼル特有の音が気になる可能性が高いです。
  • 「車はガソリンを入れるだけで乗りたい」人: 定期的なケアができないと故障リスクが高まります。

逆に言えば、「週末に高速を使って遠出するのが趣味」「年間走行距離が1万kmを超える」という方にとっては、これ以上ない相棒となります。

中古相場と狙い目の年式・グレード

中古相場と狙い目の年式・グレード
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Q2のディーゼルモデルは2020年12月以降にラインナップに追加された比較的新しいグレードです。そのため、極端に古い年式は存在せず、市場に出回っている個体はコンディションが良いものが多いのが特徴です。

【相場の目安】

【狙い目のグレード】 ズバリおすすめなのは、「35 TDI advanced」です。

  • 理由1(乗り心地): 上位の「S line」は見た目がスポーティですが、18インチホイールとスポーツサスペンションにより乗り心地が硬めです。「advanced」は標準サスペンションと17インチホイールの組み合わせで、街乗りでの快適性と高速安定性のバランスが最も優れています。
  • 理由2(コスパ): S lineに比べて相場がやや安く、浮いた予算で「テクノロジーパッケージ(高機能ナビやオーディオ)」や「アシスタンスパッケージ(運転支援)」がついている個体を探す方が、満足度は高くなります。

【購入時のポイント】
走行距離は「2万km〜4万km」程度が狙い目です。ある程度走っている個体の方が、前オーナーが長距離主体で使用していた可能性が高く、ディーゼルエンジンの調子が良い(ススが溜まっていない)ケースが多いからです。逆に「3年落ちで走行5,000km」といった極端な低走行車は、ちょい乗りメインだった可能性があるため注意深くチェックしましょう。

中古車を購入する際は、検討している車両がリコール対象になっていないか必ず確認してください。(参考:アウディジャパン公式 リコール関連情報

アウディQ2 評価総括:ディーゼルは「買い」か?後悔しないための最終結論

アウディQ2のディーゼルモデルは、コンパクトなボディに不釣り合いなほどの太いトルクと、驚異的な経済性を詰め込んだ「実用性重視」のドライバーにとって理想的な一台です。

しかし、その特性を理解せずに購入すると、乗り心地の硬さやディーゼル特有の管理手間に戸惑うことになります。

この車は単なるブランド品ではなく、使い方によって評価が大きく分かれるツールです。購入の判断材料となる重要ポイントを箇条書きでまとめました。

  • 低回転から湧き出る340Nmのトルクにより街乗りや追い越しが非常に楽
  • 湿式7速DCTの採用で発進時のギクシャク感がなくスムーズな加速を実現
  • 実燃費は高速巡航でカタログ値超えも狙え軽油価格と相まって経済性は抜群
  • 全高1.53mでタワーパーキングに入庫可能な希少な輸入SUV
  • 最小回転半径5.1mという取り回しの良さは日本の狭い道路事情に最適
  • 高速道路での直進安定性が高く長距離ドライブでも疲労が蓄積しにくい
  • サスペンションは明確に硬めで特に低速域や18インチ装着車では突き上げがある
  • アイドリングや低速時のガラガラ音は車内に入ってくるため静粛性はそこそこ
  • アイドリングストップからの復帰に一瞬のラグがあり渋滞時はストレスになることも
  • 短距離走行ばかりだとDPF(スス取りフィルター)詰まりのリスクが高まる
  • 定期的なアドブルー補充やオイル管理などガソリン車以上のメンテナンス意識が必要
  • 年間走行距離が1万km未満やちょい乗りメインのユーザーには不向き
  • 中古車選びでは整備記録簿でDPFや消耗品の管理履歴を確認することが最重要
  • 乗り心地とコストのバランスが良い「advanced」グレードの17インチ仕様が狙い目
  • 正しく扱えば高いリセールバリューと走る楽しさを両立できる賢い選択肢となる