スポンサーリンク

「レクサスに乗りたいけれど、予算は抑えたい。でも、エントリーグレードで後悔するのは絶対に嫌だ」

そんな葛藤を抱えている方にとって、レクサスLBXのベースグレード「エレガント」は、検討すべき最有力候補と言えるでしょう。

420万円(2WD)という衝撃的な価格設定は、単なる安さの追求なのか、それとも計算された「賢い選択」なのか。その真価が問われています。

本記事では、LBXシリーズにおけるエレガントの明確な立ち位置や、なぜ注目されるのかという背景を徹底解説します。

特に気になる他グレードとの違いについて、装備や素材の質感、そして他との違いを生む走りへの影響まで、プロの視点で詳しく分析しました。

カタログだけでは見えてこない比較のポイントを押さえ、あなたが自信を持って選ぶための判断材料を提供します。

記事ポイント

  • 420万円のエントリーグレードと上位モデルの装備や素材の決定的な違い
  • 17インチホイールならではのメリットと街乗りでの乗り心地の評価
  • 装備の割り切りポイントと価格差に見合うコストパフォーマンスの真価
  • 自分がエレガントを選ぶべきか判断できるユーザー別の賢い選び方

▼聴くブログ記事(本ブログ記事)はこちらより

レクサスLBX「エレガント」の特徴と他グレードとの違い|装備・素材・価格を徹底比較

レクサスLBX「エレガント」の特徴と他グレードとの違い|装備・素材・価格を徹底比較
イメージ画像

  • エレガントの立ち位置(エントリーグレード)
  • なぜ今エレガントが注目されるのか?
  • 比較のポイントは「装備・素材・ホイール・専用色」
  • 価格差と装備差の要点
  • 外装の特徴(専用色・17インチホイール)
  • 内装デザイン(L-tex素材・ステッチ)
  • ホイール・ステアリング素材の違い
  • 標準装備と割り切りポイント
  • 省かれている装備のチェック

エレガントの立ち位置(エントリーグレード)

エレガントの立ち位置(エントリーグレード)
イメージ画像

レクサスLBX「エレガント」は、シリーズの中で最もベーシックかつ、価格を抑えたエントリーモデルとして位置づけられています。しかし、単なる「廉価版」と捉えるのは間違いです。

レクサスのヒエラルキーを正常化する戦略モデル

LBXの発売当初、最安グレードでも460万円(Cool/Relax)からという設定でした。これは、車体サイズが一回り大きい「レクサスUX」のベースグレードよりも高額という逆転現象を招いていました。

そこで投入されたのが、420万円(2WD)から購入できるエレガントです。これにより、以下のような明確な立ち位置が確立されました。

(参考)LEXUS LBX

  • ブランドへの入り口: 初めてレクサスに触れる層が手を伸ばしやすい価格帯。
  • 実用性の追求: 過度な装飾を削ぎ落とし、日常使いに必要な機能だけを凝縮。
  • ヒエラルキーの整理: UXよりも安価なスタート価格を実現し、ラインナップの整合性を確保。

エレガントは、レクサスが提案する「小さな高級車」の本質を、最も純粋な形で体現したグレードと言えます。

ヒエラルキー:階層や序列のこと。ここでは自動車メーカー内の車種ごとの価格や格付けの序列を指します。

なぜ今エレガントが注目されるのか?

なぜ今エレガントが注目されるのか?
イメージ画像

発売から時間が経過し、2025年モデルへの改良が進む中で、なぜ今「エレガント」が賢い選択として再注目されているのでしょうか。その理由は主に3つあります。

  1. 「年次改良」による走行性能の底上げ2025年の一部改良により、全グレードでブレーキの制御や足回りの見直しが行われました。特にアクティブノイズコントロール(ANC)1※が全車標準装備となったことで、エントリーグレードながら上位モデルと遜色ない静粛性を手に入れています。(参照:LEXUS LBX|走行性能
  2. 驚異的なリセールバリュー中古車市場において、LBXは高い人気を誇りますが、中でもエレガントは初期費用(購入価格)が安いため、売却時の残価率(リセールバリュー)2※が約104.09%(1年後)と、シリーズで最もコストパフォーマンスが良いデータが出ています。(出典:ユーカーパック LBXエレガントの価格情報
  3. 「アクティブ」グレードの登場による再評価中間グレードとして「Active(アクティブ)」が登場しましたが、価格差20万円に対して装備差が限定的であることから、「それならより安価なエレガントで十分」と判断する合理的なユーザーが増えています。

1※アクティブノイズコントロール(ANC):スピーカーから騒音を打ち消す逆位相の音を出し、車内を静かにする技術。

2※残価率(リセールバリュー):新車で購入した後、数年後に売却する際にどれくらいの価値(価格)が残っているかの割合。

比較のポイントは「装備・素材・ホイール・専用色」

比較のポイントは「装備・素材・ホイール・専用色」
イメージ画像

エレガントと他グレード(クール、リラックス、アクティブ)との決定的な違いは、大きく分けて以下の4点に集約されます。これらを理解することが、後悔しないグレード選びの第一歩です。

1. 装備の「割り切り」

パドルシフトやマルチカラーの室内イルミネーションなど、運転の楽しさや雰囲気を演出する装備が省かれています。しかし、Lexus Safety System +(先進安全装備)やシートヒーターといった実用装備は全車標準です。

2. 素材の変更(L-texの採用)

上位グレードが本革を使用しているのに対し、エレガントはL-tex(エルテックス)※という高機能合成皮革を採用しています。本革特有の香りや経年変化はありませんが、耐久性が高く、汚れに強いという実用的なメリットがあります。

※L-tex(エルテックス):レクサス独自の合成皮革。本革に近い風合いを持ちながら、耐久性やメンテナンス性に優れた素材。

3. ホイールサイズ(17インチ)

他グレードが18インチホイールを標準とする中、エレガントのみ17インチを採用しています。見た目の迫力は控えめになりますが、タイヤの空気の層が厚くなるため、街乗りでの乗り心地はむしろ向上します。

4. 専用インテリアカラー

エレガントでのみ選択可能な内装色があります。

  • モーヴ: 落ち着いたブラウン系で、温かみのあるモダンな空間。
  • ソリスホワイト: 明るく清潔感があり、車内を広く見せる効果がある。

価格差と装備差の要点

価格差と装備差の要点
イメージ画像

「40万円安い」というのは大きな魅力ですが、具体的に何を諦めることになるのでしょうか。価格差と主な装備差を表にまとめました。

グレード別 価格と主な違い一覧

グレード 価格(2WD) エレガントとの差 主な装備の違い
(エレガント比)
Elegant 420万円 基準 17インチホイール
L-texシート
単色イルミ
Active 440万円 +20万円 18インチホイール
本革シート
パドルシフト
ITSコネクト
Cool 460万円 +40万円 セミアニリン本革&スエード
18インチ
マルチカラーイルミ
Relax 460万円 +40万円 セミアニリン本革(刺繍入)
18インチ
マルチカラーイルミ

コストパフォーマンスの結論

表を見てわかる通り、40万円の価格差(Cool/Relax比較)の大部分は、「本革素材」と「18インチホイール」、そして「装飾(イルミネーションや刺繍)」に費やされています。

逆に言えば、以下の重要装備はエレガントでも共通して装備されています。

  • 12.3インチ フル液晶メーター
  • 9.8インチ センターディスプレイ
  • 運転席・助手席シートヒーター
  • 予防安全パッケージ(Lexus Safety System +)

「豪華な装飾」や「本革の質感」に40万円の価値を感じないのであれば、エレガントを選ぶことが最も合理的で、賢い選択と言えるでしょう。

外装の特徴(専用色・17インチホイール)

外装の特徴(専用色・17インチホイール)
イメージ画像

LBXのエクステリアは「ユニファイドスピンドル」※と呼ばれる新しいフロントフェイスが特徴ですが、エレガントグレードには、その造形美をシンプルに引き立てる独自の仕様が与えられています。

※ユニファイドスピンドル:レクサスの象徴である「スピンドルグリル」を、ボディと一体化させて再構築した新しいフロントデザインの名称。

唯一の17インチホイール標準装備

最大の特徴は、シリーズで唯一17インチアルミホイール(ミディアムグレーメタリック塗装)を標準装備している点です。

上位グレードの18インチ切削光輝ホイールのような派手な輝きはありませんが、グレー一色の塗装は落ち着いた塊感があり、足元を引き締まった印象に見せます。

また、タイヤの厚み(サイドウォール)が増すことで、SUVらしい力強さと実用的な安心感を演出しています。

「モノトーン」のみの潔いカラー展開

エレガントでは、屋根の色を変える「バイトーンカラー(ツートン)」が設定されておらず、ボディ同色のモノトーンカラー全6色から選択することになります。

特に注目なのが、有償色(165,000円)の「アストログレーマイカメタリック」です。もともとはオーダーメイドシステムの「Bespoke Build」で人気だったカラーですが、エレガントでも選択可能になりました。単色だからこそ際立つボディの抑揚は、大人の余裕を感じさせる仕上がりです。

内装デザイン(L-tex素材・ステッチ)

内装デザイン(L-tex素材・ステッチ)
イメージ画像

ドアを開けた瞬間に広がるのは、過度な装飾を排した「クリーンかつ温かみのある」空間です。ここには、コストダウンを感じさせない工夫が凝縮されています。

進化した合成皮革「L-tex」の実力

シート表皮には、レクサス独自の高機能合成皮革「L-tex(エルテックス)」が採用されています。「本革じゃないのか」と落胆する必要はありません。

最新のL-texは、本革と見紛うほどのしっとりとした触感を実現しています。さらに、動物由来の素材を使わないサステナブルな素材でありながら、耐久性が高く、飲み物をこぼしても拭き取りやすいというメンテナンス性の高さは、日常使いにおいて本革以上のメリットとなります。

※L-texの素材特性やサステナビリティへの取り組みについては、LEXUS NEWS公式サイトも参照してください。

エレガント専用のインテリアカラー

内装色は、エレガントでしか選べない2色が用意されています。

  • モーヴ(Mauve): 落ち着いたブラウン系。温かみがあり、リラックスできるラウンジのような雰囲気。
  • ソリスホワイト(Solis White): 開放的な白系。車内を明るく広く見せ、清潔感あふれるモダンな印象。

また、シートのステッチ(縫い目)には、目立ちすぎない「サテン縫い」を採用。上位グレードのような複雑な刺繍はありませんが、そのシンプルさがかえって空間の上質さを際立たせています。

ホイール・ステアリング素材の違い

ホイール・ステアリング素材の違い

ここでは、ドライバーが直接触れる「ステアリング」と、走りを支える「ホイール」について、上位グレード(Cool/Active等)との物理的な違いを比較します。

ホイールサイズとタイヤの違い

項目 Elegant(エレガント) 他グレード(Cool/Active 等)
ホイールサイズ 17インチ 18インチ
タイヤサイズ 225/60R17 225/55R18
扁平率※ 60%(厚い) 55%(薄い)
メリット 乗り心地がマイルド
タイヤ交換費用が安い
見た目の迫力がある
ハンドリングがシャープ

エレガントのタイヤは「扁平率60」と厚みがあるため、路面の衝撃をタイヤの空気層(エアボリューム)で吸収しやすく、突き上げ感の少ない優しい乗り味になります。

ステアリング・シフトノブの素材

  • Elegant: 合成皮革(またはL-tex素材)巻き。さらっとした手触り。
  • 上位グレード: 本革巻き。しっとりと手に吸い付くような触感。

エレガントのステアリングには、スポーツ走行時の滑りを防ぐ「ディンプル加工(凹凸)」や、手元で変速操作を行う「パドルシフト」がありません。しかし、通常の街乗りや通勤で使用する分には、操作性に不満を感じることはまずないでしょう。

標準装備と割り切りポイント

標準装備と割り切りポイント
イメージ画像

「エントリーグレード=装備がスカスカ」というイメージは、LBXエレガントには当てはまりません。レクサスは「必要なものは全て載せ、不要なものは潔く削る」という明確な線引きを行っています。

日常使いで困らない「充実の標準装備」

以下の機能は、420万円のエレガントにも最初から付いています。追加オプションなしでこれらが手に入るのは驚異的です。

  • 9.8インチ タッチディスプレイ(ナビ機能付き)
  • 12.3インチ フル液晶メーター(上位モデルと同じサイズ)
  • シートヒーター(運転席・助手席)& ステアリングヒーター
  • パワーバックドア(スイッチ一つで開閉)
  • Lexus Safety System +(最新の予防安全パッケージ)

コストを抑えるための「割り切り」

一方で、以下の装備は搭載されていません。これらが「自分には不要」と思えるなら、エレガントは最高の選択になります。

  • マルチカラーイルミネーション: 室内照明の色変更不可(単色のみ)。
  • パドルシフト: 自分でギアを選んで走る機能なし。
  • 助手席パワーシート: これは全グレードで非採用(手動調整のみ)。

省かれている装備のチェック

省かれている装備のチェック
イメージ画像

最後に、購入してから「あれが付いていない!」と後悔しないよう、エレガントで省かれている、またはオプション扱いとなっている主要装備をチェックリスト形式でまとめました。

【チェックリスト】エレガントの装備確認

  • [×] パドルシフト
    • スポーツ走行をしない限り、使用頻度は低いため影響は小。シフトレバーでの操作は可能。
  • [×] ITSコネクト(車車間通信システム)
    • Active以上で標準。通常の安全装備(プリクラッシュセーフティ等)は完備されているため、必須ではない。
  • [△] ヘッドアップディスプレイ(HUD)1※
    • メーカーオプションで追加可能。フロントガラスに速度などを投影する機能。視線移動を減らしたい方は追加推奨。
  • [△] 18インチホイール
    • メーカーオプションで変更可能。見た目のカッコよさを重視するなら検討の余地あり(ただし乗り心地は硬くなる)。
  • [△] AC電源(100V・1500W)
    • メーカーオプションで追加可能。災害時やアウトドアで家電を使いたい場合は必須。

「パドルシフト」や「イルミネーションの色変え」にこだわらなければ、日常生活で不便を感じることはほぼありません。必要な機能だけをオプションで追加できるのも、エレガントの賢い買い方です。

1※ヘッドアップディスプレイ(HUD):運転に必要な情報(速度やナビ案内など)を、フロントガラスのドライバーの視界内に投影するシステム。

レクサスLBX「エレガント」の世界観と選び方の違い|後悔しないためのユーザー別ガイド

レクサスLBX「エレガント」の世界観と選び方の違い|後悔しないためのユーザー別ガイド
イメージ画像

  • 内外装の世界観の違い(シンプル vs 上質)
  • Coolはスポーティ志向・Activeはアウトドア志向
  • 世界観・ターゲット層の違い
  • 乗り心地・満足度に影響する要素
  • エレガントが勝っているポイント
  • どちらがどんなユーザー向けか?
  • 価格重視・必要十分な装備で良い人
  • 都会的でシンプルなデザインが好みの人
  • 乗り心地を重視する人(17インチのメリット)
  • 後悔しないための注意点

内外装の世界観の違い(シンプル vs 上質)

内外装の世界観の違い(シンプル vs 上質)
イメージ画像

LBXのグレード展開は、一般的な「松・竹・梅」のランク分けとは少し異なります。それぞれが独立した世界観を持っていますが、特にエレガントと上位グレード(Cool/Relax)では、高級感へのアプローチが対照的です。

エレガント:「引き算の美学」による次世代モダン

エレガントのデザインテーマは「クリーンかつ温かみを感じる次世代モダン」です。

上位グレードが「足し算」で豪華さを演出しているのに対し、エレガントは徹底した「引き算」で洗練さを表現しています。

  • 装飾: 派手な刺繍や金属調の加飾を抑え、ステッチ(縫い目)も主張しすぎない「サテン縫い」を採用。
  • 空間: 合成皮革(L-tex)のマットな質感と、専用色(モーヴ/ソリスホワイト)が相まって、北欧家具のような落ち着きのある空間を作り出しています。

「豪華絢爛な高級車」ではなく、「シンプルで質の良い道具」を好む方にとって、この世界観はむしろ上位グレードよりも心地よく感じられるはずです。

Coolはスポーティ志向・Activeはアウトドア志向

Coolはスポーティ志向・Activeはアウトドア志向
イメージ画像

エレガント以外のグレードは、より特定の趣味嗜好に特化したキャラクターを持っています。比較することで、エレガントの立ち位置がより明確になります。

Cool(クール):都会的なスポーティスタイル

「Premium Casual」をテーマに、本革とスエード調素材(ウルトラスエード)を組み合わせた内装が特徴です。

ブラックとダークグレーのコントラストや、遊び心のあるステッチが施されており、「走りを楽しみたい」「都会的でカッコいい車に乗りたい」という層に向けた仕様です。

Active(アクティブ):遊び心のあるアウトドアスタイル

2025年に追加された新グレードです。ブラックの内装に鮮やかなレッドの刺繍やステッチを効かせ、スポーティかつアクティブな印象を強めています。

「週末は趣味のアウトドアへ」「人とは違う個性を出したい」というエネルギッシュなユーザーをターゲットにしています。

これらに対し、エレガントは「ニュートラル(中立)」な存在です。特定の趣味に偏らないため、冠婚葬祭から日常の買い物まで、あらゆるシーンに自然に溶け込みます。

世界観・ターゲット層の違い

世界観・ターゲット層の違い
イメージ画像

各グレードがどのようなユーザーに向いているのか、一目でわかるように整理しました。ご自身の価値観に近いのはどれか、チェックしてみてください。

グレード キーワード おすすめなユーザー層(ターゲット)
Elegant シンプル・実用・コスパ
  • 初めてレクサスに乗る人
  • 華美な装飾より機能美を好む人
  • 街乗りメインでコストを抑えたい人
Active スポーティ・アウトドア
  • 精悍なデザインが好きな人
  • アクティブな趣味を持つ30〜40代
  • エレガントより少し個性が欲しい人
Cool モダン・洗練・都会派
  • 素材の質感(スエード等)にこだわる人
  • ファッションやインテリアに関心が高い人
  • パドルシフトで走りを楽しみたい人
Relax ラグジュアリー・癒し
  • 「THE レクサス」な高級感を求める人
  • セミアニリン本革の柔らかな感触重視の人
  • 長距離ドライブが多い人

乗り心地・満足度に影響する要素

乗り心地・満足度に影響する要素
イメージ画像

「カタログスペックは分かったけど、実際に乗ったらどうなの?」という疑問に対して、乗り心地と満足度を左右する要素を解説します。

17インチが生み出す「エアボリューム」の恩恵

乗り心地に最も大きく影響するのがタイヤのエアボリューム1※(空気の量)です。

1※エアボリューム:タイヤ内部に含まれる空気の容量のこと。これが多いほどクッション性が高まり、乗り心地が柔らかくなる傾向がある。

エレガントの17インチタイヤは、18インチに比べて空気の層が厚いため、路面の段差を越える際の衝撃吸収性に優れています。

  • 18インチ: 路面の情報をダイレクトに伝えるため、コツコツとした突き上げを感じやすい。
  • 17インチ: クッション性が高く、角の取れたマイルドな乗り味。

「レクサス=静かで滑らかな乗り心地」というイメージを求めているなら、実は最安グレードのエレガントこそが、その期待に最も応えてくれる可能性があります。

著名ジャーナリストの島下泰久氏によるLBXエレガント試乗レビュー。17インチタイヤならではの「しなやかな乗り味」や、2025年改良後の静粛性について、プロの視点で詳しく解説されています。

2025年改良による静粛性の向上

前述の通り、全グレードでアクティブノイズコントロール(ANC)が標準化され、吸音材も追加されました。これにより、エンジン音やロードノイズが低減され、エントリーグレードであっても妥協のない静粛性が確保されています。

エレガントが勝っているポイント

エレガントが勝っているポイント
イメージ画像

最後に、「安いから仕方なく選ぶ」のではなく、「あえてエレガントを選ぶべき理由」として、他グレードに対する明確な優位性(勝っているポイント)を挙げます。

  1. 圧倒的なコストパフォーマンス:車両価格が40万円安いだけでなく、装備内容(LSS+やシートヒーター完備)を考えれば、価格以上の価値があります。
  2. 最強のリセールバリュー:購入価格が安いため、数年後に売却する際の残価率(リセールバリュー)がシリーズ中で最も高くなる傾向にあります。つまり、「乗っている間の実質負担額」が最も少ない賢いグレードです。
  3. 優れた実燃費と経済性:カタログ燃費は他グレードと同等(28.0km/L)ですが、タイヤが軽量である分、実燃費で有利になるケースが多いです。また、タイヤ交換時の費用も17インチの方が数万円安く済みます。
  4. 街乗りでの快適性:17インチホイールによるマイルドな乗り心地と、最小回転半径の小ささ(取り回しの良さ)は、日本の狭い道路事情において大きな武器となります。

見た目の派手さやスポーツ走行性能を求めないのであれば、エレガントは「最もレクサスLBXを賢く乗りこなせる選択肢」と言えるでしょう。

どちらがどんなユーザー向けか?

どちらがどんなユーザー向けか?
イメージ画像

ここまで様々な角度から比較してきましたが、最終的にどのグレードを選ぶべきかは、あなたの「価値観」と「車の使い方」で決まります。迷った時のための決定版ガイドとして、グレード別の推奨ユーザーを整理しました。

  • 【Elegant(エレガント)】がベストな人
    • 合理主義派: 「ブランドや安全装備は欲しいが、過剰な装飾にはお金を払いたくない」
    • 実用重視派: 「日常の足として快適に使いたい。タイヤ交換などの維持費も安く抑えたい」
    • ミニマリスト: 「派手な刺繍や複数の色はノイズに感じる。シンプルでクリーンな内装が好き」
  • 【Active / Cool / Relax】を選んだ方が幸せになれる人
    • Active: 週末はキャンプやスポーツへ。アクティブな見た目と少しの個性が欲しい人。
    • Cool: スポーティな走りが好き。パドルシフトやスエード調の質感にこだわりがある人。
    • Relax: 「小さな高級車」を極めたい。本革の香りや柔らかな座り心地、豪華な雰囲気を最優先する人。

価格重視・必要十分な装備で良い人

価格重視・必要十分な装備で良い人
イメージ画像

「レクサスに乗りたいけれど、予算は抑えたい」あるいは「機能に不足がなければ一番安いモデルで十分」と考える方にとって、エレガントはこれ以上ない賢い選択肢です。

420万円は「安物」ではなく「戦略価格」

エレガントの420万円という価格は、装備を削って無理やり作った安物ではありません。 前述の通り、12.3インチフル液晶メーターやシートヒーター、最新の安全装備(Lexus Safety System +)といった「現代の高級車に必須の装備」は標準で搭載されています。

つまり、エレガントを選ぶということは、「妥協」するのではなく、自分にとって不要な「加飾(デコレーション)」を省き、「本質的な価値」だけを適正価格で購入するという、非常に知的な消費行動と言えます。

浮いた40万円で家族と旅行に行ったり、資産運用に回したりする方が豊かだと感じるなら、あなたは間違いなくエレガント向きです。

都会的でシンプルなデザインが好みの人

都会的でシンプルなデザインが好みの人
イメージ画像

「高級車=本革、木目調、キラキラしたメッキ」という従来の価値観に違和感を覚える方にも、エレガントは強くおすすめできます。

「L-tex」と専用色が作るモダンな空間

エレガントでしか選べない内装色「モーヴ(Mauve)」と「ソリスホワイト(Solis White)」は、これまでのレクサスにはない、北欧インテリアのような洗練された雰囲気を持っています。

また、採用されている合成皮革「L-tex」は、本革のようなシボ(しわ模様)の深さやメンテナンスの手間に煩わされることなく、さらりとした清潔感のある空間を演出します。

「これ見よがしな高級感」よりも、「自分だけが分かる心地よさ」や「クリーンな美しさ」を好む都市生活者にとって、エレガントのデザインは非常に満足度の高いものになるでしょう。

乗り心地を重視する人(17インチのメリット)

乗り心地を重視する人(17インチのメリット)
イメージ画像

もしあなたが「見た目の迫力」よりも「毎日の運転の疲れにくさ」を優先するなら、17インチホイールを履くエレガントこそが最適解です。

「エアボリューム」という物理的な正義

車の乗り心地は、サスペンションだけでなく、タイヤのゴムと空気の層(エアボリューム)がいかに衝撃を吸収するかに大きく依存します。

  • 18インチ(他グレード): ゴムが薄く、路面の段差を「ダンッ」と拾いやすい。
  • 17インチ(エレガント): ゴムが厚く、空気のクッションが効いて「トンッ」といなしてくれる。

特に日本の荒れた舗装路やマンホールの段差が多い市街地では、この差が顕著に出ます。

「レクサスらしい絨毯の上を滑るような走り」を期待している人ほど、実はベースグレードの17インチの方が理想に近い乗り味を提供してくれます。

後悔しないための注意点

後悔しないための注意点
イメージ画像

最後に、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、エレガントを選ぶ際の注意点(デメリット)を包み隠さずお伝えします。

  1. 後席と荷室は狭い(全グレード共通): LBXは「パーソナルカー」として割り切った設計です。ファミリーカーとして後席に頻繁に人を乗せる場合、エレガントであっても窮屈さは解消されません。家族用なら「NX」や「UX」を検討すべきです。
  2. 助手席パワーシートがない(全グレード共通): 「レクサスなのに?」と驚かれる点ですが、全グレードで助手席は手動調整です。パートナーを頻繁に乗せる場合は、事前に了承を得ておくことを強く推奨します。
  3. パドルシフトは後付けできない: 「たまには山道でスポーティに走りたい」と思っても、エレガントにはパドルシフトがありません(シフトノブでの変速操作は可能)。運転そのものを趣味としている方は、CoolやActiveを選ばないと物足りなさを感じる可能性があります。
  4. 「本革コンプレックス」を感じるならやめるべき: L-texは素晴らしい素材ですが、「やっぱり本革の匂いや質感が恋しい」「同乗者に『これ本革?』と聞かれた時に言い淀みたくない」という気持ちが少しでもあるなら、無理せずRelaxやCoolを選ぶべきです。毎日乗る車で劣等感を感じるのは精神衛生上よくありません。

これらの注意点を理解し、「自分には問題ない」と割り切れるのであれば、レクサスLBX「エレガント」は、あなたの生活を彩る最高の相棒(パートナー)となるはずです。

(参考)

【総括】レクサスLBX「エレガント」は他グレードとの違いを理解した賢い選択|迷わず選んで良い3つの理由

レクサスLBX「エレガント」は、420万円という衝撃的な価格ながら、上位モデルと同等の安全性能と実用性を備えた、まさに「賢い選択」を体現するグレードです。

単なる廉価版ではなく、引き算の美学による洗練されたデザインと、17インチホイールならではの優しさあふれる乗り心地は、このグレードだけの大きな魅力と言えるでしょう。

他グレードとの違いや選ぶべき理由など、本記事の要点を箇条書きでまとめました。

  • LBX最安の420万円(2WD)という戦略的な価格設定
  • 上位グレードより約40万円安く圧倒的なコストパフォーマンス
  • 1年後の残価率が約89%とシリーズ最高のリセールバリュー
  • 安全装備(Lexus Safety System +)は全車標準で差別なし
  • 12.3インチ液晶メーターやシートヒーターなど快適装備も完備
  • シリーズ唯一の17インチホイール標準装備で乗り心地がマイルド
  • タイヤのエアボリュームが厚く街乗りでの突き上げ感が少ない
  • タイヤ交換費用などのランニングコストも18インチより安価
  • 内装は合成皮革「L-tex」採用で耐久性とメンテナンス性に優れる
  • 専用色「モーヴ」「ソリスホワイト」はシンプルでモダンな空間
  • パドルシフトやマルチカラーイルミネーションは非搭載の割り切り
  • 助手席パワーシートはエレガントだけでなく全グレードで非採用
  • 本革や装飾にこだわりがなければ最も合理的で満足度が高い
  • 2025年改良でアクティブノイズコントロールが付き静粛性が向上
  • 初めてレクサスに乗る人や実用性重視のユーザーに最適な一台