「最後のFRセダン・クラウン」として、今まさにクラウン220系の中古車が熱い視線を浴びています。中でも、装備やデザインが大幅に進化した後期モデルが中古車市場で注目されており、相場トレンドも安定してきた今、購入を検討するには絶好のタイミングです。
しかし、いざ探してみると「前期との違いは具体的に何?」「どのグレードを選べばいい?」といった、選び方の悩みは尽きません。
この記事では、そんな疑問を解消するため、220系後期のおすすめポイントを徹底解説。グレード別価格比較から、専門家が選ぶ「おすすめグレードTOP3」まで、あなたに最適な一台を見つけるための購入術を詳しくご紹介します。納得のいくクラウン選びのために、ぜひ最後までご覧ください。
記事ポイント
- なぜ中古車市場でクラウン220系は「後期」がおすすめなのか、前期型との決定的な違い
- 今が「買い時」と言える理由と、年式やグレード別の最新中古相場
- 専門家が選ぶ「おすすめグレードTOP3」と、人気No.1(RSアドバンス)の具体的な魅力
- ハイブリッドとガソリンの比較や、トヨタ認定中古車など、失敗しないための賢い選び方
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クラウン220系後期の中古車市場を徹底分析!今が「買い」のおすすめグレードは?

- クラウン220系後期とは?前期との主な違いを簡潔に解説
- 後期モデルが中古市場で注目される理由とは
- 今が買い時?クラウン220系後期の中古相場トレンド
- 年式・走行距離別で見るクラウン220系後期の中古価格帯
- グレード別価格比較|RS/RSアドバンス/G/Sの相場まとめ
- ハイブリッドとガソリン、どちらを選ぶべき?燃費と維持費を比較
- 専門家が選ぶ!クラウン220系後期おすすめグレードTOP3
- RSアドバンスが人気No.1の理由|走行性能と上質感の両立
- RSとRSアドバンスの違いを徹底比較【装備・価格・乗り味】
- 快適性重視ならGグレード、コスパ重視ならSも候補に
クラウン220系後期とは?前期との主な違いを簡潔に解説

クラウン220系後期型とは、日本の高級セダンの象徴である15代目クラウンが、2020年11月2日に実施したマイナーチェンジ後のモデルを指します。(出典:トヨタ公式 クラウンに、さらなる質感を高めた内外装を採用)
2022年7月に次世代モデル(クロスオーバー)へバトンタッチするまでの約1年8ヶ月という短い期間だけ販売されました。
このモデルが持つ最大の意味は、「トヨタが伝統としてきたセダン型クラウンの最終完成形」であることです。基本となるプラットフォーム※やエンジン構成は前期型から引き継ぎつつ、デザイン、装備、安全性を現代の要求に合わせて徹底的に磨き上げています。
前期型と後期型の違いは、単なる化粧直しではありません。中古車選びにおいて決定的な差となるポイントが3つあります。
※プラットフォーム:車の基本となる骨格や構造のこと。
▼動画で見る 前期・後期の違い: 中古車選びで最も重要なポイントである「前期型と後期型の違い」について、多くの自動車ジャーナリストがレビューしています。特に内装のディスプレイの違いは、映像で見るのが最も確実です。
- 外観の洗練
- フロントグリルがよりスポーティなメッシュパターンに変更されました。
- サイドモールがメッキ化され、テールランプ内のメッキが落ち着いたスモークメッキになるなど、細部の質感が向上しています。
- ホイールデザインも変更され、より現代的でシャープな印象を与えます。
- 内装・装備の抜本的な刷新(最重要)
- 前期型で採用されていた上下2画面の「ダブルディスプレイ」が廃止され、12.3インチの大型ワイドディスプレイオーディオが標準装備されました。これが後期型を選ぶ最大の理由と言えます。視認性、操作性、そして見た目の先進性が飛躍的に向上しています。
- 人気の「RSアドバンス」グレードでは、これまでオプションだった本革シートとシートベンチレーション(シートクーラー)が標準装備となり、中古車でも確実に上質な個体を選べるようになりました。
- 安全性能のアップデート
- Toyota Safety Senseが進化し、交差点での右折時の事故リスクを減らす機能や、緊急時の操舵支援機能が追加されました。単なるマイナーチェンジを超えた、現代の安全基準にアップデートされています。
中古車市場では、これら装備の充実度と年式の新しさから、前期型に比べて150万円ほど高い価格帯(2025年11月4日時点で約280万円〜420万円)で取引されていますが、その価格差には明確な理由があります。(出典:グーネット クラウン220系の中古車 ・ カーセンサー 「トヨタクラウン 220系」の中古車 )
後期モデルが中古市場で注目される理由とは

220系クラウン後期型が、前期型との価格差がありながらも中古市場で強く支持され、注目を集める理由は、大きく4つあります。
- 「12.3インチ大型ディスプレイ」の圧倒的な優位性: 中古車として数年後に乗ることを考えた場合、内装の「古さ」は満足度を大きく左右します。後期型に標準装備された12.3インチディスプレイは、Apple CarPlayやAndroid Autoにも標準対応しており、現代のカーライフに必須のスマートフォン連携が完璧です。 前期型のダブルディスプレイと比較し、利便性と先進性は比較になりません。この差こそが、後期型を選ぶ最大の動機となっています。
- 快適装備の標準化による「ハズレなし」の個体選び: 人気の「RSアドバンス」で本革シートとシートベンチレーション(シートクーラー)が標準装備になった点は、中古車選びにおいて非常に重要です。前期型ではオプションだったため、ファブリックシートの個体も多く存在します。 後期型であれば、どの「RSアドバンス」を選んでも、夏場も快適なベンチレーション付きの本革シートが確実に手に入ります。
- 年式の新しさと良好なコンディション: 後期型は2020年11月から2022年7月までの販売です。つまり、中古車市場に出回っている個体はすべて比較的高年式であり、走行距離が短い、状態の良い車両が圧倒的に多いという物理的なメリットがあります。
- 「最後の純粋なセダン」という希少価値: 2022年に登場した新型クラウンがクロスオーバー主体へと舵を切ったことで、220系は「伝統的なFRセダン※としての最後のクラウン」となりました。この歴史的な価値が、単なる年式落ちの中古車ではない「特別な存在」として市場で評価されています。
※FRセダン:フロント(前)にエンジンを置き、リア(後)のタイヤを駆動する伝統的なセダンの形式。
前期型と後期型の価格差である約80万円〜100万円は、これら「現代的な利便性」「確実な快適装備」「車両状態の良さ」「希少価値」の対価であり、その価値を理解するユーザーから強く支持されています。
今が買い時?クラウン220系後期の中古相場トレンド

結論から申し上げますと、220系クラウン後期型は2025年現在、まさに「買い時」の局面に入っています。
その理由は、市場の動向にあります。
- 理由1:価格が安定し、急騰リスクが消えた: 2022年の新型(クロスオーバー)登場直後は、伝統的なセダンを求める層が220系に流れ、一時的に相場が上昇しました。しかし、現在(2025年9月時点)は新型の中古車も市場に出回り始めたことで需給バランスが安定。後期型の価格は「高止まり」から「現状維持」のトレンドに移行しています。 専門家も「後期型はしばらく現状維持」と予測しており、これ以上待っても急激な値下がりは期待できません。むしろ、価格が安定した今こそ、良質な個体を選ぶ絶好のタイミングです。
- 理由2:良質な中古車の流通量がピークを迎えている: 後期型は販売終了から約3年が経過しました。これは、新車購入者の最初の車検や、法人リースのリースアップ※のタイミングと重なります。 つまり、ディーラーで手厚くメンテナンスされてきた「素性の良い」中古車が、今まさに市場に最も多く出回っている時期なのです。選択肢が豊富な今を逃すと、良質な個体は徐々に減っていきます。 ※リースアップ:リース契約期間が満了し、車両が返却されること。
- 理由3:価格と価値のバランスが最も良い: 現在の中心価格帯は280万円台〜420万円台です。特に人気の「2.5L HYBRID RS Advance」が300万円台前半から狙えるようになっており、価格がこなれてきました。 前期型との価格差(約80万〜100万)も、12.3インチナビや進化した安全装備、本革シートといった明確なメリットを考慮すれば、十分に納得できる範囲です。「高すぎる」時期は終わり、適正価格でその価値を手に入れられる時期が来ています。
年式・走行距離別で見るクラウン220系後期の中古価格帯

2025年11月時点の市場データに基づき、後期型(2020年11月〜2022年7月)の具体的な価格帯をグレード別に見ていきましょう。
これらの価格情報は、国内の大手中古車情報サイト(例:カーセンサー、グーネットなど)で現在流通している数千台の車両データに加え、自動車専門誌や業界が公表しているオートオークションの取引動向を基に、当サイトが専門家の視点で分析・算出したリアルな相場観です。
| グレード(後期型) | 2022年式(約3年落ち)/ 走行3万km目安 | 2021年式(約4年落ち)/ 走行4万km目安 | 特徴・リセール傾向 |
|---|---|---|---|
| RSアドバンス 2.5L HV | 約365万円(残価率67%) | 約354万円(残価率65%) | 最も人気がありリセールも堅実。中古車市場の主力。 |
| RSアドバンス 3.5L HV | 約394万円(残価率54%) | 約390万円(残価率53%) | 新車価格が高額だったため残価率は低いが、中古では300万円台でパワフルな3.5Lが狙え、割安感がある。 |
| G 2.5L HV | 約418万円(残価率68%) | 約404万円(残価率66%) | RS系に次ぐ高いリセール。快適装備重視の層に人気。 |
| 2.0L ガソリンターボ | 約388万円(残価率66%) | 約352万円(残価率59%) | コストパフォーマンス重視。税金など年間維持費も抑えられる。 |
走行距離による価格変動の傾向
クラウンの中古車価格は、走行距離によって明確な差が出ます。
- 3万km以下(低走行車): 新車に近いコンディションを求める層に人気があり、価格は高値で安定します(プレミアム価格)。
- 3万km 〜 5万km(平均的な走行距離): 最も流通量が多く、価格と状態のバランスが取れた個体が多い「狙い目のゾーン」です。2021年式で走行距離2万km〜4万km前後が、300万円台半ばで探せる最も現実的な選択肢と言えます。
- 8万km以上(多走行車): 価格は200万円台まで大きく下がりますが、ショックアブソーバーやブレーキ周りなど、消耗品の交換時期と重なるため、購入後のメンテナンス費用を考慮する必要があります。
また、サンルーフや全方位カメラ、デジタルインナーミラーなどの人気メーカーオプションが装着されている車両は、非装着車に比べて20万円〜40万円程度高くなる傾向があります。
グレード別価格比較|RS/RSアドバンス/G/Sの相場まとめ

220系クラウン後期型の中古車価格は、グレードによって明確なキャラクターと価格帯が設定されています。予算と求めるスタイルに応じて、最適な選択肢を見極めましょう。
(※価格は2025年11月時点の残価率データや市場動向から算出した目安です)
| グレード(後期型) | 特徴 | 中古相場(目安) | 3年落ち残価率(目安) |
|---|---|---|---|
| RSアドバンス | 最上級スポーティ。AVS※、本革、ベンチレーション、3眼LEDなどを標準装備。最も人気が高く、リセールも最強。 | 約350万円~500万円 | 65%~68% |
| RS | 標準スポーティ。RSの外観(メッシグリル、4本出しマフラー)を持つ。AVSや本革シートは非装備だが、その分価格が抑えられている。 | 約300万円~450万円 | 59%~66% |
| G | ラグジュアリー。快適性重視。RSとは異なる落ち着いた外観。後期は本革とベンチレーション標準。 | 約320万円~480万円 | 66%~68% |
| S | スタンダード。必要な装備を揃えた標準グレード。最も価格が手頃で、クラウンをシンプルに楽しみたい方向け。 | 約280万円~380万円 | -(データによるがRS/Gより低い傾向) |
| G-エグゼクティブ | ショーファー(後席重視)。最上級ラグジュアリー。後席パワーシートなどを装備。タマ数が少なく高額。 | 約350万円~550万円 | -(タマ数希少) |
※AVS:電子制御サスペンション。路面状況や走行モードに応じ、足回りの硬さを自動調整する機能。
中古選びのポイント
- RS系が市場の主流:中古車市場ではスポーティなRS系の人気が圧倒的に高く、流通量も豊富です。
- リセールはRSアドバンスとGが高い:装備の充実度が査定額に直結するため、上位グレードは売却時も有利です。
- 状態が価格を左右する:220系は前期・後期の違いよりも、走行距離や内外装のコンディション、ボディカラー(白・黒は高値傾向)が価格に大きく影響します。
ハイブリッドとガソリン、どちらを選ぶべき?燃費と維持費を比較

220系クラウン後期型には、主に「2.5Lハイブリッド」と「2.0Lガソリンターボ」の2つの選択肢があります(※3.5Lハイブリッドは別格として)。燃費、維持費、走行フィールの観点から、どちらがあなたに最適か比較します。
1. 燃費と燃料費の比較
- 2.5Lハイブリッド
- 燃費: WLTCモードで 約20.0km/L。
- 実燃費(目安): 市街地や高速を含め、約15km/L前後が期待できます。高級セダンとしては非常に優秀な数値です。
- 2.0Lガソリンターボ
- 燃費: WLTCモードで 約12〜13km/L。
- 実燃費(目安): 約10〜12km/L前後となります。
年間10,000km走行時の燃料費シミュレーション
(ガソリン代 175円/Lで計算)
- ハイブリッド(実燃費15km/L): 約116,700円
- ターボ(実燃費11km/L): 約159,100円
年間の差額: 約42,400円
2. 車両価格と維持費の比較
- 車両価格: 新車時、ハイブリッドはターボ車より約22万円高価でした。中古車市場でもこの価格差は概ね維持されています。
- 損益分岐点: 年間約4.2万円の燃料費差で車両価格の差(22万円)を回収するには、約5.2年(約52,000km)かかる計算です。
- 税金: 自動車税はターボ(2.0L)の方が年間3,500円安価です(ターボ:36,000円、ハイブリッド:39,500円 ※2.5L)。
- リセールバリュー: 中古車市場ではハイブリッドモデルの方が需要が安定しており、残価率で3〜5%程度ハイブリッドが有利になる傾向があります。
3. バッテリー交換と走行フィール
- バッテリー交換: ハイブリッドの懸念点ですが、トヨタのシステムは非常に高耐久です。一般的な寿命は15万km〜20万kmと言われており、5万km程度の中古車であれば、当面の交換リスクはほぼ無いと考えて問題ありません。交換費用は約20万円〜30万円が目安です。
- 走行フィール:
- ハイブリッド: モーターによる静かでシームレスな発進と、力強い加速が魅力。高級セダンらしい上質な「走り」を味わえます。
- ターボ: ハイブリッドより車重が軽く、軽快なハンドリングが特徴。エンジンを回して走るスポーティな「加速感」を楽しめます。
結論:どちらを選ぶべきか?
- 2.5Lハイブリッドがおすすめな人
- 年間走行距離が1万kmを超える
- 5年以上の長期保有を考えている
- 静粛性や上質な乗り心地、リセールバリューを重視する
- 2.0Lガソリンターボがおすすめな人
- 年間走行距離が5,000km程度と短い
- 初期費用(車両価格)を少しでも抑えたい
- 軽快なハンドリングやターボ特有の加速フィールが好き
専門家の視点では、クラウンの車格やリセールバリュー、長期的な満足度を考慮すると、2.5Lハイブリッドが総合的におすすめです。
専門家が選ぶ!クラウン220系後期おすすめグレードTOP3

220系クラウン後期型は、グレード間の装備差が明確です。 ここでは、中古車販売の現場で数々のお客様の要望に応え、納車後の満足度を見てきた視点から、リセール、満足度、コストパフォーマンスを総合的に判断し、本当におすすめできるグレードTOP3を選定しました。
🥇 第1位:RSアドバンス 2.5Lハイブリッド
【選定理由:リセール・満足度ともに最強の「全部入り」グレード】
迷ったらこれを選べば間違いありません。市場での人気・リセールバリューともにNo.1です。
その理由は、後期型になって「本革シート」と「シートベンチレーション」が標準装備になったこと。さらに、RS(標準)にはない電子制御サスペンション「AVS」を搭載しており、走行性能と乗り心地の両立という点で他グレードを圧倒します。
3眼LEDヘッドライトやブラインドスポットモニター(BSM)など、欲しい安全・快適装備がすべて標準で備わるため、中古車でも「ハズレ」がなく、購入後の満足度が最も高いグレードです。
- こんな人におすすめ:
- 最高の満足度とリセールバリューを求める
- 走行性能と快適性を一切妥協したくない
🥈 第2位:RS 2.5Lハイブリッド
【選定理由:RSのデザインを最も手頃に楽しむベストバランス】
「RSアドバンスは予算的に厳しいが、あのスポーティな外観(メッシュグリルや4本出しマフラー)は譲れない」という方に最適です。
後期型のRSはAVSや本革シートが非装備となりますが、その分アドバンスより数十万円安価に狙えます。基本的な走行性能や12.3インチディスプレイは共通のため、コストを抑えつつRSのスタイルと走りを手に入れたい層にとって、最も「美味しい」選択肢と言えます。
- こんな人におすすめ:
- コストパフォーマンスを重視する
- RSのスポーティなデザインが絶対条件
🥉 第3位:G 2.5Lハイブリッド
【選定理由:スポーティさより「快適性」を重視する賢者の選択】
RS系が目立ちますが、伝統的なクラウンの「快適性」「静粛性」を重視するならGグレードがおすすめです。後期型ではGもRSアドバンス同様に「本革シート」「シートベンチレーション」が標準装備となり、内装の質感は非常に高いです。
RS系とは異なる落ち着いた外観と、ややコンフォート寄りの足回り(17インチホイール標準※)を持ち、実用性と品格を両立させています。
※2.5L HV Gの場合。
- こんな人におすすめ:
- 実用性や後席の快適性を優先したい
- RS系のスポーティなデザインより、落ち着いた高級感を好む
RSアドバンスが人気No.1の理由|走行性能と上質感の両立

中古車市場において、220系クラウン後期型のRSアドバンス(特に2.5Lハイブリッド)は、流通量・リセールバリューともに圧倒的な人気No.1グレードです。その理由は、他のグレードにはない明確な優位性、すなわち「走行性能」と「上質感」の完璧な両立にあります。
- 走行性能:電子制御サスペンション「AVS」の存在RSアドバンスの走りを特別なものにしているのが、電子制御サスペンション「AVS」の標準装備です。これは後期型の標準RSには搭載されていない、アドバンス専用の装備です。
- AVSの効果: 走行モード(コンフォート、スポーツS+など)に応じて、足回りの硬さを瞬時に自動調整します。
- 乗り味: しなやかでフラットな乗り心地の「コンフォートモード」から、車体が引き締まりシャープなハンドリングを楽しめる「スポーツS+モード」まで、一台で複数の顔を持つことができます。この「走りの質感」こそが、アドバンスを選ぶ最大の理由です。
- 上質感:後期型で「標準装備」となった豪華内装前期型ではオプションだった装備が、後期型のRSアドバンスでは標準装備となりました。これにより、中古車選びのハードルが劇的に下がりました。
- 本革シート: 高級感と優れた肌触りを提供します。
- シートベンチレーション(シートクーラー): 本革シートの弱点である「夏場の蒸れ」を完全に解消します。この機能の有無は、夏の快適性を劇的に左右します。
- 先進性:12.3インチ大型ディスプレイの使い勝手これは後期型共通のメリットですが、RSアドバンスの上質な内装と12.3インチの大型ディスプレイの組み合わせは、最も先進的で満足度の高いコックピット環境を提供します。
RSアドバンスは、スポーティな走り、快適な乗り心地、豪華な内装、先進的な装備、そして高いリセールバリューという、クラウンに求められるすべての要素を最高水準で満たしています。だからこそ、中古車市場で「指名買い」される人気No.1グレードとなっているのです。
RSとRSアドバンスの違いを徹底比較【装備・価格・乗り味】

スポーティなRS系を狙う際、誰もが悩むのが「RS」と「RSアドバンス」の違いです。後期型2.5Lハイブリッドで比較した場合、新車時の価格差は約50万円。中古車市場でもこの価格差は概ね維持されています。この差額で何が手に入るのか、徹底的に比較します。
| 比較項目 | RS(標準) | RSアドバンス(上級) | 差額(約50万円)の価値 |
|---|---|---|---|
| 乗り味 | AVS(電子制御サス)なし | AVS(電子制御サス)標準装備 | 【決定的な差】 アドバンスは快適性とスポーツ性を両立。RSはスポーティでやや硬めの乗り味。 |
| 内装(シート) | ファブリック+合皮 | 本革シート標準装備 | 【満足度の差】 アドバンスは圧倒的な高級感。 |
| 快適装備 | シートヒーターのみ | シートベンチレーション標準装備 | 夏場の快適性が全く違う。アドバンスの圧勝。 |
| 安全装備 | BSM※・RCTA※はオプション | BSM・RCTA標準装備 | 後付け不可の重要装備。アドバンスは標準。 |
| 外観(ライト) | 2眼LEDヘッドランプ | 3眼フルLED+シーケンシャル※ | アドバンスは精悍な顔つきと「流れるウインカー」。 |
| 外観(ホイール) | 18インチ(切削光輝) | 18インチ(スパッタリング塗装※) | アドバンスは高級感のある輝き。 |
※BSM:ブラインドスポットモニター / ※RCTA:リヤクロストラフィックアラート
※シーケンシャル:流れるように光るウインカー。
※スパッタリング塗装:金属的な光沢を持つ高級塗装。
結論:どちらを選ぶべきか?
- RSアドバンスがおすすめな人
- 走行性能と乗り心地の「質」にこだわる(AVSは必須)本革シートとシートベンチレーションによる快適性を求める安全装備(BSMなど)の充実を重視するリセールバリューを最大化したい
約50万円の価格差は、AVS、本革+ベンチレーション、安全装備の充実度を考えれば、十分に元が取れる投資です。売却時にもこれらの装備は高く評価されるため、実質的な負担増は限定的です。 - RSがおすすめな人
- とにかく初期費用を抑えたい
- AVSや本革シートにはこだわらない
- RSのスポーティな外観(グリルやマフラー)が手に入れば満足
快適性重視ならGグレード、コスパ重視ならSも候補に

220系クラウンの魅力は、スポーティなRS系だけではありません。伝統的なクラウンのイメージを求めるなら、GグレードやSグレードも優れた選択肢です。
快適性重視なら「Gグレード」
「Gグレード」は、RS系とは対極にある、クラウン伝統の「快適性」と「ラグジュアリー」を追求したグレードです。
RS系がスポーティなメッシュグリルや18インチホイールを採用するのに対し、Gは落ち着いたデザインと、乗り心地を重視した17インチホイール(※2.5L HVの場合)を標準装備しています。
注目すべきは、後期型のGグレードはRSアドバンスと同様に「本革シート」と「シートベンチレーション」が標準装備となっている点です。
スポーティな走りよりも、静かでしっとりとした乗り心地、上質な内装で快適なドライブを楽しみたいという方には、Gグレードが最適な選択となります。
コストパフォーマンス重視なら「Sグレード」
「Sグレード」は、装備を厳選したスタンダードモデルです。
RSやGのような専用の内外装や、本革シートなどの豪華装備はありませんが、クラウンとしての基本的な走行性能、12.3インチ大型ディスプレイ、Toyota Safety Senseといった核となる部分はすべて備えています。
「クラウンというステータスや基本性能は欲しいが、豪華な装備は不要。とにかく初期費用を抑えたい」というコストパフォーマンスを最重要視する方にとって、Sグレードは賢明な選択肢となります。
ただし、中古車市場での人気やリセールバリューは、装備が充実したRS系やGグレードに軍配が上がります。
クラウン220系後期・中古車購入ガイド|あなたに最適なおすすめ仕様と安心の選び方

- サンルーフは必要?価格差と実用性を冷静に判断
- 本革シート・合皮シートどちらが良い?メンテナンス性の違い
- 人気カラーの選び方|プレシャスブラックと他色の扱いやすさ
- 後席をよく使う人におすすめの装備・グレード構成
- トヨタ認定中古車で購入するメリットと保証内容
- 走行距離10万km超でも大丈夫?中古クラウンの耐久性
- 資産価値で選ぶなら後期モデル!リセールに強い理由
- 実際のオーナー評価と口コミで見る満足度と注意点
サンルーフは必要?価格差と実用性を冷静に判断

サンルーフは、高級車を所有する満足感を高めてくれる象徴的なオプションです。中古車市場においても、サンルーフ装着車は非装着車に比べて約3万円〜10万円程度高い価格で取引される傾向があり、リセールバリュー(売却時の価値)にも好影響を与えます。
しかし、その選択は「憧れ」だけで決めるべきではありません。実用面でのメリットとデメリットを冷静に比較検討しましょう。
- サンルーフのメリット
- 圧倒的な開放感と明るさ: シェードを開けるだけで、車内空間が劇的に明るく、開放的になります。特に後部座席の乗員にとっては閉塞感の軽減に繋がります。
- 換気性能: 窓を全開にするよりも風の巻き込みが少なく、春や秋の快適なドライブ中に効率的な換気が可能です。
- 所有満足度とリセール: 「サンルーフ付き」というステータスは、所有満足度を高め、売却時にもプラス査定の要因となります。
- サンルーフのデメリット
- 夏場の暑さ: シェードを閉めていても、ガラス面からの熱侵入は避けられません。特に日本の猛暑日では、エアコンの効きに影響する可能性があります。
- メンテナンスと故障リスク: 可動部である以上、ゴムシールの劣化による「雨漏り」や、排水ホース(ドレーン)の詰まり、モーター故障のリスクはゼロではありません。
- 実用上の使用頻度: 実際のオーナーからは「購入当初は開けたが、結局1年のうち数回しか使わなかった」という声も多く聞かれます。運転席から空を見上げる機会はほとんどありません。
- 車体剛性への懸念: 220系クラウンは「6ライトウィンドウ」※という特殊なデザインを採用しており、一部ではルーフの開口部(サンルーフ)が車体剛性に影響するのでは、という指摘もあります。 ※6ライトウィンドウ:側面にある窓ガラスが片側3枚(合計6枚)あるデザイン。
専門家の結論
- おすすめする人: 「開放感」や「見た目の高級感」に強い価値を感じ、リセールも意識する方。
- おすすめしない人: 実用性を最優先し、故障リスクや夏場の暑さを懸念する方。長期保有(10年以上)を考えている方。
サンルーフは「必須装備」ではなく、あくまで「満足度を高める嗜好品」です。ご自身のカーライフで、10万円の価格差に見合う価値があるかを冷静に判断してください。
本革シート・合皮シートどちらが良い?メンテナンス性の違い

220系クラウン後期型を選ぶ上で非常に重要なポイントです。なぜなら、後期型の「RSアドバンス」および「G」グレードでは、本革シートが標準装備となったからです(前期型はファブリック+合皮が標準)。
この選択は、単なる見た目だけでなく、日々のメンテナンスと長期的な耐久性に直結します。
本革シート(後期RSアドバンス、Gに標準)
- メリット:
- 圧倒的な高級感: 手触り、見た目、車内に漂う香りなど、五感を満たす上質感は本革ならではです。
- 経年変化の「味」: 適切に手入れされた本革は、使い込むほどに体に馴染み、「味」が出てきます。
- 快適性(後期型限定): 後期型はシートベンチレーション(シートクーラー)も標準装備です。これにより、本革の最大の弱点であった「夏場の蒸れ」が完全に解消されています。
- デメリット:
- メンテナンスの手間: 美しさを保つには、定期的なクリーニングと専用コンディショナーでの保湿が必要です。これを怠ると、ひび割れや色褪せの原因となります。
- 擦れへの弱さ: 乗り降りで擦れるサイドサポート部分(特に合皮が併用されている側面)が、経年でひび割れしやすい傾向があります。
合皮シート(Sグレード、後期RS標準など)
- メリット:
- メンテナンスの容易さ: 汚れは基本的に水拭きでOK。飲み物をこぼしても染み込みにくく、圧倒的に実用的です。
- コストパフォーマンス: 初期費用(車両価格)を抑えられます。
- デメリット:
- 質感の限界: 近年の合皮は質感が向上していますが、本革の高級感やしなやかさには及びません。
- 特有の劣化: 表面は丈夫に見えますが、ある一定の年数(一般的に5〜7年)が経過すると、突然、表面が剥がれたり、大きな亀裂が入ったりすることがあります。
220系後期型のRSアドバンスまたはGを選ぶなら、迷わず標準装備の本革シートをおすすめします。
理由は、最大の弱点である「蒸れ」がシートベンチレーションによって克服されているためです。メンテナンスの手間はありますが、それを上回る満足感が得られます。
メンテナンスの手間を最小限にしたい実用性重視の方や、初期費用を抑えたい方は、Sグレードや標準RSの合皮シートも選択肢となりますが、将来的な「突然の破れ」のリスクは考慮しておきましょう。
人気カラーの選び方|プレシャスブラックと他色の扱いやすさ

ボディカラーは、車の印象とリセールバリューを決定づける最重要項目の一つです。220系クラウンの中古市場は、ホワイト系(約48%)とブラック系(約33%)の2強が圧倒的な人気を誇ります。
1位:プレシャスホワイトパール(カラーコード: 089)
- 特徴: 後期型から採用された、純白に近い輝きを持つホワイトです。(※前期型は「070」という少しクリームがかった白)
- メリット:
- 最高のリセールバリュー: 市場での需要が最も高く、査定額は他色より20万〜30万円高くなることもあります。
- 扱いやすさ: 細かな洗車傷や埃が目立ちにくく、夏場の車内温度上昇も抑えられます。
- デメリット:
- 汚れの種類: 水垢による「黒い筋」や、泥はねが目立ちやすいです。
2位:プレシャスブラックパール(カラーコード: 219)
- 特徴: パール(メタリック)が入った、深みのある高級なブラックです。
- メリット:
- 圧倒的な存在感: 高級セダンとしての威厳、重厚感を最も演出できます。
- 高いリセールバリュー: ホワイトに次ぐ人気を誇ります。
- デメリット:
- メンテナンスの難易度: 細かな洗車傷、水シミ、埃が最も目立つ色です。美しさを維持するには、こまめな洗車とコーティングがほぼ必須です。
- 夏場の暑さ: 熱を最も吸収するため、夏場の車内温度は非常に高くなります。
注意:もう一つの「黒」(カラーコード: 202) クラウンには「ソリッドブラック(202)」も存在します。これはパールが入っていない純粋な黒で、非常に傷が目立ちやすく、プロでも維持が難しい色です。中古車で黒を選ぶ際は、必ず「プレシャスブラックパール(219)」であることを確認してください。
3位:シルバー系/プレシャスメタル
- 特徴: 汚れや傷が最も目立ちにくい、実用性No.1のカラーです。
- メリット: 洗車の頻度が少なくてもみすぼらしく見えにくい、究極の「イージーケア」カラーです。
- デメリット: クラウンとしての「特別感」や「威厳」は薄れがちで、リセールバリューも白・黒に比べると標準的です。
専門家の結論
- リセールとステータス重視: 「プレシャスホワイトパール(089)」
- 威厳と美しさの維持に自信がある: 「プレシャスブラックパール(219)」
- メンテナンスの手間を最小限にしたい: 「シルバー系/プレシャスメタル」
後席をよく使う人におすすめの装備・グレード構成

220系クラウンは、伝統的な「後席の快適性を最優先したセダン」から、「ドライバーが楽しむスポーティセダン」へと大きく変貌しました。そのため、標準状態では後席の装備は比較的シンプルです。
ご家族や大切な方を後席に乗せる機会が多い場合、以下のグレードやオプションを強く推奨します。
1. 究極の選択:G-エグゼクティブ
- 特徴: 220系の中で唯一、後席の快適性を最優先に設計された「ショーファー(運転手付き)」グレードです。
- 専用装備: セミアニリン本革シート、後席パワーシート(リクライニング機能付き)、後席シートヒーター、後席専用コントロールパネルなど、別格の装備を誇ります。
- 注意点: 新車価格が非常に高額だったため、中古車市場での流通量は極めて少なく、価格も高値で安定しています。見つけたら幸運と言えるグレードです。
2. 現実的な最良の選択:リアコンフォートパッケージ(メーカーオプション)
- 特徴: 「RSアドバンス」や「G」グレードに設定されていた、後席快適性を高めるメーカーオプションのセットです。
- 主な装備:
- 後席パワーシート(リクライニング)
- 後席シートヒーター
- 後席用コントロールパネル(エアコンやオーディオ操作)
- 電動式リアサンシェード など
- 探し方: 中古車情報サイトで、このパッケージが装着されている「RSアドバンス」または「G」を探すのが最も現実的です。このオプションの有無で、後席の快適性は天と地ほどの差が出ます。
3. 標準グレード(RSアドバンス/G)の場合
もし上記2つの個体が見つからなくても、後期型のRSアドバンスやGであれば、標準で本革シートが装備されているため、座り心地や質感自体は良好です。ただし、リクライニング機能などはありません。
後席の使用頻度が高い方は、グレード名だけで判断せず、中古車の装備詳細欄を必ずチェックしてください。 「リアコンフォートパッケージ」装着車、または「G-エグゼクティブ」が、あなたにとっての「買い」の個体です。
トヨタ認定中古車で購入するメリットと保証内容

220系クラウンのような高級セダンを中古で購入する際、最大の不安は「目に見えない不具合」や「高額な修理リスク」です。この不安を限りなくゼロにするための最良の選択肢が、「トヨタ認定中古車」です。
価格は一般的な中古車店より数十万円高い傾向にありますが、その価格差は「万全の安心を買うための保険料」だと考えれば、非常に合理的です。
トヨタ認定中古車を選ぶべき3つの絶対的メリット
- 徹底した車両品質(修復歴車ゼロの保証): トヨタ認定中古車は、そもそも「素性」が違います。
- 修復歴車※は一切なし: トヨタの基準で、車の骨格部分に損傷や修復がある車両は「認定中古車」になれません。
- 車両検査証明書(鑑定書)の添付: プロの検査員が評価した、内外装の傷や状態が一目でわかる「鑑定書」が全車に付きます。隠し事なしで選べます。
- まるごとクリーニング: シートをすべて取り外し、エンジンルームまで徹底的に洗浄・消臭します。「中古車感」がほとんどない、新車に近い清潔な状態で納車されます。
※修復歴車:事故などで車の骨格(フレーム)部分を損傷・修理した車のこと。
- 最強の「中古車ハイブリッド保証」: これが220系クラウンを選ぶ上で最大の安心材料です。
- 内容: 高額な修理費が懸念されるハイブリッドシステム(バッテリー、モーター、インバーター)を無償で保証します。
- 期間: 初度登録年月から10年間:(または購入時から3年間の長い方)、累計走行距離20万kmまで。(出典:トヨタ認定中古車)
- 重要性: 例えば2021年式の後期型なら、2031年までハイブリッド機構が保証される計算です。この安心感は他では得られません。
- 1年間・走行距離無制限の「ロングラン保証」: ハイブリッド機構以外の、エンジン、ナビ、エアコンなど約60項目・5,000部品も、購入から1年間、走行距離に関係なく無償で保証されます。
- 有償でプラス1年または2年の延長も可能です。
- 全国約5,000ヶ所のトヨタディーラーで保証修理が受けられるため、旅行先や転勤先でも安心です。
220系クラウン後期型という高額で精密な中古車を選ぶなら、トヨタ認定中古車は「必須の選択」と言っても過言ではありません。特にハイブリッド保証の充実は、購入後の数年間を安心して過ごすための最高のパスポートとなります。
走行距離10万km超でも大丈夫?中古クラウンの耐久性

中古車市場で200万円台の魅力的な価格で流通している、走行距離10万km超の220系クラウン。結論から申し上げますと、「適切なメンテナンス履歴があり、購入後の整備費用を確保できるなら大丈夫」です。
- クラウンの耐久性は別格: そもそもクラウンは、個人オーナーだけでなく、ハイヤーや法人の社用車として長距離・長期間使われることを前提に設計されています。一般的な乗用車とは異なり、10万kmは「寿命」ではなく「通過点」に過ぎません。適切なメンテナンスさえされていれば、20万km、30万kmと走り続ける耐久性を持っています。
- 10万km超で懸念すべき「本当のリスク」: リスクは、エンジンやハイブリッドシステムが突然壊れることではありません。本当のリスクは、「高額な消耗品が一斉に交換時期を迎える」ことです。
- ショックアブソーバー(特にAVS※搭載車は高額)ブレーキローターウォーターポンプ各種ブッシュ類(足回りのゴム部品)
※AVS:電子制御サスペンション - 10万km超の個体を選ぶ「鉄則」
- 整備記録簿(メンテナンスノート)が必須: 「いつ」「どこで」「何を」整備したかが明確でない車両は、いくら安くても避けるべきです。
- 「法人ワンオーナー」は狙い目: 高速道路での長距離移動が多く、ディーラーで定期点検をきっちり受けている優良個体である可能性が高いためです。
- トヨタ認定中古車を選ぶ: 10万km超でも、前述の「1年間・走行距離無制限保証」が適用されます。この1年間で、消耗品以外の初期不良や不具合を無償で修理できるのは非常に大きなメリットです。
10万km超の個体は、車両本体価格+(購入後1〜2年以内に発生する)メンテナンス費用約30万〜50万円を「総額」として考える必要があります。その予算を確保できない場合は、無理をせず、走行5万km前後の個体を探す方が賢明です。
資産価値で選ぶなら後期モデル!リセールに強い理由

中古車を購入する際、車両価格(入口)だけでなく、数年後に売却する時の価格(出口)=リセールバリューを考えることは、賢い大人の選択です。
その「資産価値」という観点において、220系クラウンは「後期モデル」一択です。前期型との価格差(約80万〜100万円)は、売却時にその多くが戻ってくるため、実質的な負担は見た目ほど大きくありません。
後期型のリセールバリューが圧倒的に強い理由は、以下の4点に集約されます。
- 内装の「決定的な差」(12.3インチディスプレイ): これが最大の理由です。後期型に標準装備された12.3インチ大型ワイドディスプレイは、「現代の車」としての見た目と利便性を備えています。対して前期型のダブルディスプレイは、数年後には「古い世代のインターフェース」として明確に認識され、査定額が大きく下落します。
- 快適装備の「標準化」: 後期型のRSアドバンスやGグレードは「本革シート+シートベンチレーション」が標準です。中古車市場ではこれが「当たり前」の装備として求められるため、これが装着されていない前期型の個体は「装備が足りない」と判断され、価値が下がります。
- 「最後のFRセダン・クラウン」という希少価値: 2022年に新型がクロスオーバー主体に移行したことで、220系は「伝統的なFR(後輪駆動)セダンとしての最後のクラウン」という歴史的な価値を持ちました。この希少性は、今後年式が古くなっても一定のファン層に支持され続け、リセールバリューを強く下支えします。
- 年式の新しさと完成されたデザイン: 当然ながら年式が新しく、スモークメッキのテールランプなど細部がブラッシュアップされた「完成形」であることも、高い資産価値を維持する要因です。
後期型に支払う約80万〜100万円の追加コストは、「消えてなくなる費用」ではありません。それは「数年後に戻ってくる資産」です。 リセールバリュー(資産価値)を重視するならば、迷わず後期モデル、その中でも最強の「RSアドバンス 2.5Lハイブリッド」を選ぶのが最も賢明な投資です。
実際のオーナー評価と口コミで見る満足度と注意点

カタログやデータだけではわからない、「実際に所有したからこそわかる生の声」は、購入の確信を得るために非常に重要です。
満足度の高いポイント(絶賛の声)
- 「走りの激変」: 過去のクラウン(特に200系や210系)から乗り換えたオーナーほど、走りの進化に驚いています。「クラウンとは思えないほど機敏」「ハンドリングが正確で運転が楽しい」といった、TNGAプラットフォーム※採用によるスポーティな走りを絶賛する声が多数です。
- 「驚異的な燃費」: 2.5Lハイブリッドの燃費性能は本物です。旧来のV6モデル(実燃費7〜9km/L)と比較し、「燃料計が壊れたかと思うほど減らない」「実燃費で15km/L走る」など、走行性能と経済性の両立に高い満足度が示されています。
- 「後期の装備は正義」: やはり「12.3インチディスプレイの見やすさ、使いやすさ」と「シートベンチレーションの快適性」は、オーナーの満足度に直結しています。「これがあるから後期型を選んだ」という声が非常に多いです。
※TNGA:トヨタの新しい車づくりの設計思想。低重心で高剛性なボディを実現する。
購入前に知っておくべき注意点(不満の声)
- 「伝統的なクラウンらしさの解釈」: これが最大の注意点です。
- 乗り心地は「硬め」: 従来のモデルにあった「フワフワとした雲の上のような乗り心地」を期待すると裏切られます。220系は明確にスポーティで、路面の情報をしっかり伝える「硬め」の乗り味です。
- ロードノイズ: スポーティな足回りの影響か、「以前のモデルよりロードノイズ(タイヤが路面を転がる音)が気になる」という声が一定数あります。(※装着タイヤの種類にもよる)
- 「内装の質感」: 決して安っぽくはありませんが、デザインの方向性が「若返り」と「モダン」に振られています。そのため、旧来の「重厚な木目パネルと豪華絢爛な内装」をイメージしていると、少しシンプルに感じるかもしれません。
- 「細かな操作音」: ウインカーの作動音(カチカチ音)や、ヘッドライトのオンオフが切り替わるリレー音などが「少し安っぽく感じる」という、非常に細かな指摘も一部で見られます。
220系後期型は、「クラウンという名の、上質なスポーツセダン」として見れば、ほぼ満点の評価です。 しかし、「伝統的な“高級ショーファーセダン”」として見ると、乗り心地や静粛性の面で不満が出る可能性があります。ご自身がクラウンに何を求めているのかを明確にすれば、これ以上ない満足感を得られる一台となるでしょう。
クラウン220系後期の中古車選び【結論】あなたにおすすめする最適の一台を見つける総括
220系クラウン後期型は、「最後の伝統的なFRセダン」という歴史的価値と、「12.3インチディスプレイ」に代表される現代的な快適性を併せ持つ、まさに集大成と言えるモデルです。
新車から3年が経過し、良質な中古車の流通量がピークを迎える一方で、相場は安定期に入りました。「人生で一度は」と憧れたクラウンを手に入れるには、今が絶好のタイミングと言えます。この記事で分析した、あなたの賢明な選択を後押しする最後の要点を箇条書きでまとめています。
- 220系後期型は「最後の伝統的セダン」にして「12.3インチナビ」を搭載した最終完成形
- 後期型が注目される最大の理由は、先進的な内装と標準化された快適装備(本革・ベンチレーション)
- 価格は安定期に入り、良質な中古車のタマ数が豊富な2025年現在は「買い時」
- 予算と状態のバランスが最も良い「狙い目」は、走行距離3万km〜5万kmの個体
- 最強のおすすめグレードは、リセールも満足度もNo.1の「RSアドバンス 2.5Lハイブリッド」
- RSアドバンスを選ぶ決め手は、専用装備の「AVS(電子制御サス)」と快適な「本革+ベンチレーション」
- コストとスポーティな外観を両立するなら「RS」も賢明な選択肢
- 燃費、パワー、リセールバリューの総合力で「2.5Lハイブリッド」がガソリンターボを圧倒
- カラーはリセールに圧倒的有利な「プレシャスホワイトパール(089)」か「プレシャスブラックパール(219)」
- 後席を多用するなら「リアコンフォートパッケージ」装着車、または最上級の「G-エグゼクティブ」を探す
- 購入後の安心を最優先するなら、手厚いハイブリッド保証が付く「トヨタ認定中古車」が最強
- 10万km超の個体は「整備記録簿」が明確で、「購入後の整備予算」を確保できるなら選択肢になる
- 220系はスポーティで「硬め」の乗り味であり、従来のフワフワした乗り心地とは別物と理解する
- 資産価値(リセール)を重視するなら、前期型より装備が充実した後期型が圧倒的に有利
- 快適性重視ならRS系以外の「Gグレード」(後期は本革標準)も有力な候補となる
