中古車市場でも圧倒的な人気を誇るヴェルファイア30後期。中でもリセールと高級感のバランスに優れたZGエディションは、多くの人が憧れるグレードです。
しかし、複雑な仕様ゆえに「付いていると思っていた装備がなかった…」という購入後の後悔は絶対に避けたいもの。
そこで本記事では、ZGエディションの標準装備を徹底的に網羅し、失敗しない中古車選びのための全知識を解説します。
専用の外装パーツ一覧から、内装の質感、後期モデルで標準化された最新の安全装置まで詳しく紹介。特に多くの人が迷う「3眼LEDヘッドライトは標準?それともオプション?」という疑問にも明確な答えを用意しました。
この記事を読めば、外装・内装のチェックポイントが明確になり、自信を持って最高の一台を選べるようになります。
記事ポイント
- 外装・内装から安全機能までZGエディションに標準で付く全装備リスト
- 3眼LEDヘッドライトやサンルーフなど標準装備ではない要注意アイテム
- 2020年の改良など年式によって異なるナビや安全装備の仕様差
- グレード違いやオプション有無を見極めて中古車購入で失敗しないコツ
▼聴くブログ記事(本ブログ記事)はこちらより
ヴェルファイア30後期 ZGエディションの標準装備を徹底解説!外装から内装・安全機能まで

- ZGエディションに標準で装備されている外装パーツ一覧
- 後期モデルで標準化された外装装備の変更点
- 3眼LEDヘッドライトはZGエディションで標準装備か?
- ZGエディションのシート仕様と内装の標準装備内容
- エグゼクティブパワーシートの機能と特徴
- 後期ZGで前期モデルから変更された内装ポイント
- ZGエディションに標準搭載されるToyota Safety Senseの内容
- 後期モデルで強化された安全・運転支援機能
- ZGエディションの運転支援機能はどこまで対応しているか?
- ZGエディションに標準で付く快適装備の一覧
- ステアリングヒーターや助手席オットマンは標準か?
ZGエディションに標準で装備されている外装パーツ一覧

まず理解しておきたいのは、ZGエディションは「エアロボディ」というカテゴリーに属している点です。標準ボディ(V/Xグレード)と比較して、より攻撃的で押し出し感のあるデザインが特徴です。
ZGエディションを選択した時点で、以下の専用外装パーツが標準装備として約束されます。
- 専用エアロバンパー(フロント・リア)
- フロントバンパー両端が大きく張り出した、立体的かつダイナミックな造形。一目でエアロボディと分かる迫力があります。
- サイドマッドガード(ZG専用)
- ドア下部に装着されるエアロパーツ。車体の厚みを強調し、重心を低く見せる効果があります。
- 18インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)
- ここが重要なポイントです。下位グレードでは16〜17インチですが、ZGエディションは18インチが標準です。ブラック塗装と切削光輝のコントラストがスポーティさを際立たせます。
- スクエア形状のマフラーカッター
- リアビューを引き締めるエアロボディ特有の装備です。
【購入のポイント】
中古車サイトの写真を見る際は、必ず「ホイールのデザイン」と「サイドマッドガードの有無」を確認してください。これらが備わっていれば、間違いなくエアロボディのZ系グレードです。
後期モデルで標準化された外装装備の変更点

2018年1月のマイナーチェンジによって登場した「後期モデル」は、前期モデルから外装デザインが大きく刷新されました。単なるデザイン変更だけでなく、機能面でも装備が標準化されています。
主な変更点と標準化された装備は以下の通りです。
出典:TOYOTA、アルファード、ヴェルファイアをマイナーチェンジ | トヨタ公式
- フロントフェイスの劇的変化
- フロントグリルがより大型化し、メッキパーツの面積が拡大。ヘッドライトからフォグランプ周りまで連続性のあるデザインとなり、「威風堂々」とした顔つきに進化しました。
- シーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)の採用
- 後期モデルのエアロボディ(ZG含む)では、フロント・リア共に内側から外側へ流れるウインカーが採用されています(※ヘッドライト仕様により異なるため後述の章で詳しく解説)。
- 第2世代Toyota Safety Senseのセンサー統合
- フロントエンブレムやバンパー内のセンサーがデザインに違和感なく統合されました。後期モデルからは、安全装備用のミリ波レーダー等が全車標準となり、外観上のアクセントにもなっています。
3眼LEDヘッドライトはZGエディションで標準装備か?

ここが中古車選びにおける最大の「落とし穴」の一つです。
「ZGエディションなら、あの鋭い3眼ヘッドライトが付いているはず」と思い込んでいると、痛い目を見る可能性があります。結論から言うと、エンジンの排気量や年式によって「標準」か「オプション」かが異なります。
排気量による違い(2020年1月改良前などの場合)
※表は横にスクロールできます(スマホは左右にスワイプ)。
| エンジン | グレード名 | 3眼LEDヘッドライト | 解説 |
|---|---|---|---|
| 3.5L | ZG | 標準装備 | カタログモデルとして最初から付いています。 |
| 2.5L | Z “G エディション” | オプション | 要注意! 多くの中古車は2眼(標準)のままです。 |
3眼と2眼の決定的な違い
3眼LEDヘッドライト(オプション装着車または3.5L標準)は、単に見た目がカッコいいだけではありません。機能面でも大きな差があります。
- 見た目: 3つのプロジェクターが並ぶ精悍な目つき。ブラックアウトされた内部構造で高級感が段違いです。
- 機能: アダプティブハイビームシステム(AHS) が搭載されます。対向車や先行車を検知して、その部分だけ光を遮断するハイテク機能です。
- リセール: 売却時の査定額に大きく響くため、「3眼付き」を指名買いするユーザーが多いのが実情です。
文字の説明だけでは伝わりにくい「シーケンシャルウインカーの滑らかな動き」や、3眼特有の「アダプティブハイビーム(AHS)の照射動作」は、動画で見ると一目瞭然です。
注意
2.5LのZ “G エディション”を検討する場合、標準は「2眼LEDヘッドライト」です。3眼が付いている個体は、新車購入時に高額なセットオプションを追加した車両に限られます。必ず実車のヘッドライト画像を拡大して、レンズが2つか3つかを確認してください。
ZGエディションのシート仕様と内装の標準装備内容

ドアを開けた瞬間に広がる空間こそ、ZGエディションの真骨頂です。エントリーグレード(Z)とは明確に差別化された、高級感あふれる内装が標準装備されています。
シート表皮:全面合成皮革
ZGエディションのシートは、全面合成皮革(ごうせいひかく) が標準です。 「本革じゃないのか」とがっかりする必要はありません。近年のトヨタの合成皮革は非常に質が高く、以下のメリットがあります。
- 見た目: 本革と見紛うほどの質感と張りがあります。
- メンテナンス: 本革よりも水分や汚れに強く、子供がジュースをこぼしてもサッと拭き取れます。
- 耐久性: ひび割れしにくく、長期間キレイな状態を保ちやすい素材です。
※2020年1月の一部改良以降、オプションでの「本革シート」設定が廃止され、合成皮革のみとなりました。
その他の内装標準装備
- 木目調パネル(メタルウッド): インパネやドアトリムに、深みのある木目調加飾が施されています。
- 大型ハイグレードコンソールボックス: 運転席と助手席の間には、収納力抜群の大型ボックスを装備。天板はアームレストとしても機能します。
- LEDルームランプ: 暖色系の豆電球ではなく、クリアな光のLEDが標準です。
- 本革巻きステアリング: 手に馴染む本革素材で、メタルウッドの加飾があしらわれています。
エグゼクティブパワーシートの機能と特徴

ZGエディションを選ぶ最大の理由と言っても過言ではないのが、2列目に鎮座する「エグゼクティブパワーシート」です。
これは7人乗り仕様だけの特権であり、まるで飛行機のビジネスクラスのような快適性を提供します。
エグゼクティブパワーシートの3大機能
- 電動リクライニング & オットマン
- 背もたれの角度調整と、足元を支えるオットマン(足置き)の展開・収納がすべて電動で行えます。手動レバーのような安っぽさがなく、無段階で微調整が可能です。
- 最大830mmのロングスライド
- 手動レバー操作により、シートを後方へ大きくスライドさせることが可能です。前席との距離を広げれば、足を組んでも余りある広大な足元空間が出現します。
- 大型ヘッドレスト & アームレスト
- 頭部を包み込むような大型ヘッドレストと、しっかりとした固定式アームレストを装備。体を預けた時の安定感が、下位グレードの「リラックスキャプテンシート」とは別物です。
「エグゼクティブパワーシート」や「助手席オットマン」が実際にどのように動くのか、以下の動画で確認できます。手動シートにはない、高級車ならではの滑らかな動作に注目してください。
知っておくべき注意点
電動シートゆえに、動作スピードはゆっくりです。「雨が降っているから急いでシートを倒して乗り込みたい」というような場面では、手動シートの方が早いと感じることもあります。しかし、その「ゆっくり動く所作」こそが、高級車の証とも言えます。
後期ZGで前期モデルから変更された内装ポイント

前期モデル(2015年〜2017年)のZGエディションと比較して、後期モデルでは内装の質感がさらに向上しています。中古車で前期と後期を迷っている方は、以下の違いを把握しておきましょう。
- シート表皮の変更(ハーフレザー → 全面合成皮革)
- 前期モデルでは、座面中央がファブリック(布)、サイドが合成皮革の「ハーフレザー」仕様でした。
- 後期モデルからは「全面合成皮革」となり、ファブリック部分がなくなったことで、見た目の高級感と掃除のしやすさが格段にアップしています。
- インパネ加飾の変更
- 木目調パネルの色味が変更され、よりシックで現代的な「メタルウッド(黒木目調に近い雰囲気)」やシルバー加飾が採用されました。
- メーターデザインの刷新
- オプティトロンメーターのデザインが変更され、視認性と先進性が向上しています。
前期モデルの内装も十分に豪華ですが、「汚れに強いシートがいい」「より高級感のある黒内装がいい」という方には、間違いなく後期モデルのZGエディションがおすすめです。
ZGエディションに標準搭載されるToyota Safety Senseの内容

30系後期の大きな魅力は、安全性能が飛躍的に向上している点です。前期モデルではグレードによって差があったり、性能が限定的だった予防安全パッケージが、後期モデルでは「第2世代 Toyota Safety Sense」として全車標準装備されています。
ZGエディションに搭載されている主な機能は以下の5つです。
- プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付)
- ここが前期モデルとの最大の違いです。カメラとレーダーの性能向上により、「夜間の歩行者」や「昼間の自転車」も検知可能になりました。実際、第三者機関であるNASVA(自動車事故対策機構)の評価試験でも、対歩行者の衝突被害軽減ブレーキで最高ランクを獲得しており、その性能は公的に証明されています。 (出典:独立行政法人自動車事故対策機構ナスバ | アルファード/ヴェルファイア)
- レーントレーシングアシスト(LTA)
- 高速道路などで、車線の中央を走るようにハンドル操作をサポートしてくれます。
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- 先行車に合わせて速度を自動調整し、停止まで追従します。
- アダプティブハイビームシステム(AHS) ※
- 先行車や対向車を避けてハイビームを照射します。
- ※2.5L車で3眼LEDヘッドライト(オプション)未装着車の場合は、オートマチックハイビーム(AHB)となります。
- ロードサインアシスト(RSA)
- 「止まれ」や「制限速度」などの標識をカメラで読み取り、メーター内に表示します。
後期モデルで強化された安全・運転支援機能

「第2世代」に進化したことで、カタログスペック以上に実用面での安全性が強化されています。特に慎重な購入検討者が知っておくべきポイントは以下の2点です。
1. インテリジェントクリアランスソナーの標準化
アクセルの踏み間違い事故を防ぐ「パーキングサポートブレーキ(静止物)」機能です。
バンパーにある丸いセンサーが障害物を検知し、衝突しそうになると自動でブレーキがかかります。
【重要】年式による違い
2018年1月のマイナーチェンジ直後のモデルでは、この機能がオプション設定でした。しかし、2018年10月の一部改良以降は全車標準装備となっています。
中古車を探す際は、2018年式の初期モデルのみ「ソナーが付いているか」を現車で確認する必要があります。
2. レーントレーシングアシスト(LTA)の実装
前期モデルにあった「レーンディパーチャーアラート(はみ出し警報)」から進化し、後期モデルでは「ハンドル支援(ステアリング制御)」が加わりました。
長距離ドライブでの疲労度が劇的に変わるため、帰省や旅行で高速道路をよく使う方には必須の機能と言えます。
ZGエディションの運転支援機能はどこまで対応しているか?

「自動運転に近いことができるの?」と期待される方も多いですが、30系後期ZGエディションの実力はどこまでなのか、具体的に解説します。
- 高速道路の渋滞:〇(非常に快適)
- 「全車速追従機能付」のレーダークルーズコントロールのおかげで、前の車が停止すれば自車も停止し、停止状態を保持します。発進操作(ボタンまたはアクセル)だけで追従を再開できるため、渋滞のストレスが激減します。
- 一般道でのブレーキ支援:〇(安心感あり)
- 前述の通り、歩行者や自転車も検知対象に含まれるため、街乗りでの安心感は高いです。
- 手放し運転:×(不可)
- LTAはあくまで運転支援です。ハンドルから手を離すと警告音が鳴り、機能が解除されます。最新の40系ヴェルファイア(アドバンストドライブ搭載車)のような手放し運転はできません。
ZGエディションに標準で付く快適装備の一覧

ZGエディションは「上級グレード」の名に恥じない快適装備が標準で揃っています。「オプションがなくてもこれだけ付いている」という主要リストをご紹介します。
※表は横にスクロールできます(スマホは左右にスワイプ)。
| カテゴリ | 装備名称 | 備考 |
|---|---|---|
| ドア | ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア | 両側電動です。スマートキー携帯ならボタン一つで開閉可能。 |
| ドア | パワーバックドア | 巨大で重いリアゲートも電動で開閉。挟み込み防止機能付き。 |
| 空調 | フルオートエアコン(排気ガス検知式) | 前席左右・前後独立温度コントロールが可能。ナノイー機能付き。 |
| 照明 | LEDルーフカラーイルミネーション | 天井の間接照明。16色から気分に合わせてカラー変更が可能。 |
| ガラス | スーパーUVカット+IRカット機能付ガラス | フロントガラス・フロントドアに装備。日焼けの原因となる紫外線を99%カット。 |
| 電源 | アクセサリーコンセント(AC100V・100W) | コンソールボックス後部に1個標準装備。スマホ充電などに便利。 |
ステアリングヒーターや助手席オットマンは標準か?

冬場の快適性やパートナーの満足度を左右するこの2つの装備。ZGエディションでの扱いは以下の通りです。
Q1. ステアリングヒーターは付いていますか?
A. はい、標準装備です。
寒い冬の朝、冷え切ったハンドルを握るのは辛いものですが、ZGエディションならスイッチ一つですぐに温かくなります。これはエントリーグレードにはない、上級グレード(ZG / VL / Executive Lounge)だけの特権です。
Q2. 助手席にもオットマンは付いていますか?
A. はい、「パワーオットマン」が標準装備です。
ここが非常に重要なポイントです。
一つ下のグレード(Z “A エディション”など)では手動式だったり、エントリーグレード(Z)ではオットマン自体が付いていなかったりします。
しかし、ZGエディションの助手席は:
- 4ウェイパワーシート(電動スライド・リクライニング)
- 電動パワーオットマン
これらが標準です。運転席だけでなく、助手席に乗る奥様やパートナーも足を伸ばして快適に過ごせるため、家族の満足度が非常に高いグレードと言えます。
ヴェルファイア30後期 ZGエディションの標準装備における注意点|グレード比較と中古車選びの正解

- ZGエディションとZグレードの標準装備の違い
- Executive Loungeと比較したZGエディションの装備差
- ZGエディションで標準装備ではない装備一覧
- ムーンルーフやフリップダウンモニターは標準か?
- ガソリン車とハイブリッドで異なるZGエディションの装備
- 年式によって変わるZGエディションの標準装備差
- 中古車購入時に確認すべきZGエディションの標準装備
- ZGエディション購入後によくある装備の勘違い
ZGエディションとZグレードの標準装備の違い

同じエアロボディでも、エントリーグレードの「Z」と、上級の「ZGエディション」では、新車価格で約100万円以上の差がありました。当然、標準装備の豪華さも全く異なります。
「安さに惹かれてZグレードを選んだら、内装が商用車っぽくて後悔した」とならないよう、主な違いを表で確認しましょう。
※表は横にスクロールできます(スマホは左右にスワイプ)。
| 装備項目 | Zグレード(エントリー) | ZGエディション(上級) | 決定的な違い |
|---|---|---|---|
| シート素材 | ファブリック(布) | 合成皮革(全面) | 高級感と汚れへの強さが段違い |
| 2列目シート | 手動キャプテンシート | 電動エグゼクティブパワーシート | オットマンやリクライニングが電動か手動か |
| 助手席 | 手動調整 | 電動(オットマン付) | 助手席の快適性が全く異なる |
| ホイール | 16/17インチ | 18インチ切削光輝 | 足元の迫力がZGの方が圧倒的に上 |
| 快適装備 | なし | ステアリングヒーター | 冬場の満足度に関わる |
| バックドア | 手動(オプション設定) | 電動(パワーバックドア) | 買い物や子供の送迎での利便性 |
「見た目と広さ」だけを求めるならZグレードでも十分です。
しかし、「高級車としての満足感」や「リセールバリュー」を求めるなら、間違いなくZGエディションを選ぶべきです。特に2列目の電動シートとパワーバックドアの有無は、所有後の満足度を大きく左右します。
Executive Loungeと比較したZGエディションの装備差

では逆に、最上級グレード「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」と比べるとどうでしょうか?
ZGエディションは優秀ですが、さすがに最上級グレードとは明確な「壁」が存在します。
主な違いは以下の3点です。
- 本革の質:合成皮革 vs プレミアムナッパ本革
- ZGは「合成皮革」ですが、Executive Loungeはしっとりと柔らかな「プレミアムナッパ本革」を使用しています。座った瞬間の沈み込み方や肌触りは別格です。
- 2列目の機能:伸縮オットマンとベンチレーション
- Executive Loungeの2列目シートは、少し幅広で、オットマンが伸縮します(背の高い人でも足がはみ出しにくい)。
- さらに「シートベンチレーション(送風機能)」や「格納式テーブル」が付くのもExecutive Loungeだけの特権です。ZGにはベンチレーション(涼しくなる機能)は付きません。
- 音響とモニター:JBLとリアエンタメが標準
- Executive Loungeには、17スピーカーのJBLサウンドと天井の12.1インチモニターが標準装備されています。
【ZGエディションを選ぶメリット】
「じゃあExecutive Loungeが良いのでは?」と思いがちですが、子育て世代にはZGエディションの方が適している場合があります。
高級なナッパ本革はデリケートで汚れに弱いのに対し、ZGの合成皮革は水拭きができ、耐久性も高いからです。「高級感は欲しいけれど、子供が汚すから気を使いたくない」という方にはZGが最適解です。
ZGエディションで標準装備ではない装備一覧

ここが記事の中で最も重要な「注意喚起」のセクションです。
ZGエディションは装備が充実していますが、「付いていて当たり前だと思ったら、オプションだった」という装備がいくつか存在します。
中古車情報を見る際は、以下の装備が「あえて追加されているか」を必ず確認してください。
- 【重要】サンルーフ(ツインムーンルーフ)
- 全グレードでオプション扱いです。標準では付いていません。
- 【重要】3眼LEDヘッドライト(2.5Lモデル)
- 2.5LのZ”Gエディション”ではオプションです。標準は2眼です。
- ブラインドスポットモニター(BSM)
- 斜め後ろの車を検知してミラーでお知らせする機能。ZGではオプションです。
- デジタルインナーミラー
- 荷物満載でもカメラ映像で後ろが見えるミラー。これもオプションです。
- JBLプレミアムサウンドシステム
- ZGではメーカーオプションナビを選んだ場合のみのセット装着です。
- スペアタイヤ
- 最近の車はパンク修理キットが標準のため、スペアタイヤはオプションです。
ムーンルーフやフリップダウンモニターは標準か?

多くのユーザーが欲しがる「ムーンルーフ」と「フリップダウンモニター(後席モニター)」。
展示車や中古車でよく見かけるため勘違いしやすいですが、ZGエディションにおける扱いは以下の通りです。
Q. ツインムーンルーフは標準装備ですか?
A. いいえ、メーカーオプションです。
ZGエディションであっても、新車注文時に約12万円を追加しなければ付きません。
中古車市場では、ムーンルーフ付きの車両はリセールバリューが圧倒的に高いため、車両価格も高めに設定されています。
「売却時の値段」を気にするなら必須装備ですが、「天井は開かなくていい」という方は、サンルーフ無しの個体を選ぶことで、購入価格を安く抑えることができます。
Q. フリップダウンモニターは標準装備ですか?
A. いいえ、標準装備ではありません。
Executive Loungeには標準装備されていますが、ZGエディションではオプション(またはディーラーオプション)扱いです。
中古車を探す際は、以下の3パターンが混在しています。
- モニターなし(標準状態)
- 純正12.1インチモニター付き(メーカーオプション等の高額なもの)
- 社外製モニター付き(アルパイン製など)
チェックポイント
小さなお子様がいるご家庭では必須級の装備です。後付けしようとすると工賃含めて10万円〜15万円かかることもあります。最初から装着されている中古車を選ぶのが、金銭的にも賢い選択です。
ガソリン車とハイブリッドで異なるZGエディションの装備

「ZGエディション」というグレード名は共通でも、ガソリン車(Z”Gエディション” / ZG)とハイブリッド車(ZR”Gエディション”)では、パワートレイン以外にも使い勝手に関わる重要な装備差があります。
ライフスタイルによっては「ハイブリッドを買ったのに不便」と感じることもあるため、以下の違いを必ずチェックしてください。
※表は横にスクロールできます(スマホは左右にスワイプ)。
| 装備・機能 | ガソリン車(ZG / Z"G") | ハイブリッド車(ZR"G") |
|---|---|---|
| コンソールボックス | 大型・深底 収納力が非常に高く、ティッシュ箱も余裕で入ります。 |
大型・浅底 バッテリー等の配置の関係で底が浅く、収納力はガソリン車に劣ります。 |
| AC100Vコンセント | 100W(スマホ充電用) 標準は1個。高出力家電は使えません。 |
1500W(家庭対応) ドライヤーやホットプレートが使える高出力タイプが標準(または安価なOP)です。 |
| 駆動方式 | 2WD または 4WD 使用環境に合わせて選べます。 |
E-Four(4WD)のみ 2WDの設定はありません。 |
| リセールバリュー | 超高リセール 特に輸出需要が強く、手放す時の価格が非常に高い傾向にあります。 |
標準的 国内需要がメインのため、ガソリン車ほどの異常な高値はつきにくい傾向です。 |
選び方のアドバイス
「災害時の非常用電源として使いたい」「燃費を最優先したい」という方はハイブリッドが正解です。 一方で、「車内の収納力が大事」「3〜5年で乗り換えるから高く売りたい」という方は、ガソリン車の方が満足度は高くなります。
年式によって変わるZGエディションの標準装備差

「30系後期」と一口に言っても、2018年の登場から2023年の生産終了まで、数回の改良(年次改良)が行われています。
特に中古車市場では、価格の安い初期モデル(2018〜2019年)と、装備が充実した中期・後期モデル(2020年〜)が混在しているため、「何年のモデルを買うか」が非常に重要です。
1. 安全装備の分かれ目(2018年10月)
- 2018年1月〜9月生産車: 「インテリジェントクリアランスソナー(踏み間違い防止ブレーキ)」がメーカーオプションでした。中古車では付いていない個体も存在します。
- 2018年10月以降: 全車標準装備になりました。
- 対策: 安全性を重視するなら、2018年式を買う際はソナーボタンの有無を必ず確認するか、2019年式以降を選びましょう。
2. ナビ・内装の分かれ目(2020年1月)
- 2019年12月以前: 社外ナビ(アルパインのBIG Xなど)が自由に付けられました。「本革シート」のオプション設定がありました。
- 2020年1月以降: 「ディスプレイオーディオ(DA)」が全車標準装備となり、社外ナビへの交換が極めて困難になりました。また、本革シートオプションが廃止され、合成皮革のみとなりました。
- 対策: 「絶対にデカい社外ナビを入れたい!」という方は2019年式までを、「スマホ連携(CarPlay)や新しい年式がいい」という方は2020年式以降を選んでください。
中古車購入時に確認すべきZGエディションの標準装備

いざ中古車販売店で実車を見る、あるいはネットで探す際に、「ここだけは見落とさないで!」というチェックリストを作成しました。スクリーンショットを撮って活用してください。
- 【最重要】ヘッドライトのレンズ数
- 2.5Lモデルの場合、標準は「2眼」です。3眼に見える画像でも、よく見ると2眼ということがあります。必ずアップ画像でレンズの個数を数えてください。
- センターコンソールの形状
- 稀に、グレード表記が間違っている中古車があります。ZGエディションなら、運転席と助手席の間は「ウォークスルー(通路)」ではなく、「大きな固定式コンソールボックス」があるはずです。ここが通路になっていたら、それはZGではなく下位グレードです。
- ステアリングヒーターのスイッチ
- 運転席右側のスイッチパネルに、ステアリングヒーターのボタンがあるか確認してください。これがなければZGエディションではありません。
- フリップダウンモニターの有無
- 天井を見上げてモニターが付いているか確認しましょう。「後席モニター付き」と書いてあっても、純正か社外品かで使い勝手が異なります。
ZGエディション購入後によくある装備の勘違い

最後に、納車された後に「話が違う!」となりやすいポイントをQ&A形式でまとめます。これらはすべて「標準装備だと思われがちだが、実は違う」ものです。
Q. 本革シートだと思っていたのに質感が違う?
A. 標準は「合成皮革」です。
見た目は本革そっくりですが、本革特有の匂いはしません。しかし、水拭きができるため実用性は本革以上です。本革はExecutive Loungeだけの特権(または2019年以前の希少オプション)です。
Q. スピーカーにJBLロゴがない?
A. JBLサウンドはセットオプションです。
ZGエディションの標準スピーカーは8スピーカーです。17スピーカーのJBLサウンドシステムは、新車時に高額なメーカーオプションナビを選択した車両にしか付いていません。
Q. サンルーフが付いていない?
A. 全グレードでオプションです。
高級グレードだから付いているだろう、という思い込みは禁物です。中古車を探す際は、必ず「サンルーフ付き」の条件を入れて検索してください。
ヴェルファイア30後期ZGエディションは、標準装備だけでも十分に満足度の高い車ですが、年式やオプションによる違いを理解しておくことで、より賢く、後悔のない一台に出会えるはずです。
総括:ヴェルファイア30後期 ZGエディション 標準装備の総括|賢い中古車選びで後悔しないために
ヴェルファイア30後期の中で不動の人気を誇る「ZGエディション」。その理由は充実した標準装備と圧倒的なリセールバリューにあります。
しかし、年式による仕様変更や、実はオプション扱いである装備も多く、知識がないまま購入すると後悔するリスクもあります。
中古車検討時に必ずチェックすべき標準装備の定義と注意すべき要点を箇条書きでまとめています。
- ZGエディションはリセールと満足度のバランスが最強のグレード
- 外装は専用エアロバンパーと18インチホイールが標準装備
- シート素材は汚れに強く高級感のある全面合成皮革を採用
- 2列目は電動リクライニングのエグゼクティブパワーシート
- ステアリングヒーターと助手席パワーオットマンも標準搭載
- 両側パワースライドドアとパワーバックドアは標準で安心
- 第2世代Toyota Safety Sense搭載で夜間の歩行者も検知
- 2.5Lモデルの3眼LEDヘッドライトは標準ではなくメーカーオプション
- ツインムーンルーフ(サンルーフ)は全グレードでオプション扱い
- 後席フリップダウンモニターも標準装備ではないため有無を確認
- JBLサウンドシステムは高額なメーカーオプションナビとセット
- 2020年1月以降のモデルはディスプレイオーディオが標準化
- 踏み間違い防止のソナーは2018年10月以降から標準装備
- ハイブリッド車はコンソールボックスの底が浅く収納力が劣る
- 中古車選びでは「ヘッドライトの眼の数」と「サンルーフ」を必ず確認
